Moebius “Kram”

またまた登場です！そう、Clusterの片割れDieter Moebiusのソロアルバム”Kram (“stuff”の意味)”の登場です。この作品は2009年に独レーベルKlangbadがCDとしてリリースしたのを、Bureau B (毎度、お世話になってます)がリマスターして再発したものです。Moebiusについては、前回、紹介しましたので、そちらを参照して下さい。以前に紹介したAsmus Tietchensが選ぶMoebiusのソロ作品”Solo Works Compiled By Asmus Tietchens (Kollektion 07)”で、気に入ったので、追加で購入しました。流石に、2009年の作品なので、音質的にも安定したポップなインスト曲が並んでいますし、シンセも生粋のアナログではなさそうです。どことなく諧謔的なユーモアのあるように感じられて、それがMoebiusのソロの特徴かと思いますね。そしてミニマルなところやリズムマシンも使っているところとかも。そう言う意味では、B1 “Lauert”なんかはダンサブルですらあります。因みに、カラフルなジャケは、彼の妻のIreneが作製したものです。また、B2 “Rennt”~B3 “Rast”辺りベースラインのシーケンスはめちゃくちゃカッコいいですし、A4 “Dauert”のスローなリズムに金属質なパーカッション的な音も効果的です。なので、Moebiusのことを知らな今まで、インストのエレ・ポップとして聴いても、全然聴けますので、未聴の方は聴いてみて下さい。なお、オリジナルはあのFaustのレーベルから出ています。

A1 “Start” (6:19)
A2 “Kommt” (4:17)
A3 “Womit” (4:09)
A4 “Dauert” (7:15)
A5 “Steigert” (3:51)
B1 “Lauert” (4:22)
B2 “Rennt” (7:03)
B3 “Rast” (4:16)
B4 “Schwitzt” (3:24)
B5 “Markt” (7:11)

B3 “Rast” (4:16)
https://youtu.be/ODcEADafytw

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_mXIN2c0yeQ-N2jHRsyMTdTnR48jzMMz-Y

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