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Hanatarash/Runzelstirn & Gurgerstock/Eb.erOnna “Thiefpunk”
これは強力ですねぇ!山塚アイ氏のThe Hanatarashとスイス・アクショニズムのRunzelstirn & Gurgelstock (R&Gと略します。「ルーツェルスティルン・ウント・グルゲルシュトック」と発音)、そして、R&GことRudolf Eberと日本のノイズ・アクショニストMasonnaこと山崎マゾ氏の合体ユニットEb.erSonna❗️誰も強力です。流石、Tochnit Alephです。それで、もう皆さんはHanatarashやMasonnaについては知っていると思いますので、R&Gについて少しだけ紹介しておきますね。R&Gは元々はRudolf EBER のアート・やユニットで、1987年にはスイスで、ウィーン・アクショニズムに影響を受けていたアウトサイダー・アート集団Schimpfluch (「シンフルッフ」と発音)に在籍していますが、来日を機に、そのまま日本で暮らし、主に大阪を中心に活動しています。1989-2009年の間はR&Gと名乗って活動していましたが、それ以降は本名(?)名義で活動しています。当初はテープに録音した打撃音や叫び声或いはフィードバック音などの断片を上手く使って、コラージュではないですが、切り貼りして構築すると言うか脱構築した手法を用いていましたが、本名名義の最近の作品では、脳波や持続音などを使った音楽にシフトしているようです。彼は独特の簡素なリトグラフなどの才能もあり、独逸の重鎮RLWの作品のアートワークもやっています。それから彼は人が何を嫌がるのか?と言うことを直感的に察知して、自身のアートワークに取り入れることもしており、髪の毛が付いたCDやらけつの穴を連想させる写真などを使ったりしています。初来日時に、私は彼ともう1人(Dave Philips)を泊めてあげたりしていましたが、本当、ラディカルな人でした。
それで、本作品ですが、もう何も説明するまでもない、アクショニズム的作品になっています。片面に2曲、もう片面に1曲が収められていますが、何もクレジットかわ無いので、どれが誰の作品かは判別し辛いです。多分、HanatarashとEb.Sonnaは片面で、もう片面がR&Gと思われます。前者は”Live Aktion 971111 Tokyo, Club Shelter”と後者は”Live Aktion 980214 San Francisco, Clud Teuffel” と題されています。そのタイトル通り、全編ライブ録音なのですが、もう、どの曲もテンションが高過ぎて、音の振動が沸騰しています。これ程、ライブ録音がマッチする音楽(ノイズ・ミュージック)は中々ないでしょう。多分、マイク、ヴォイス、テープやコンタクトマイクなどを使っていると思われますが、アイデアも満載で、「動き」を音化するのが本当に上手いですね。ジャパノイズ或いはこのフォロワーのユニットの多くがテーブルトップ・スタイルで殆ど動きが無いですから、それと対照的です(まあ、HanatarashもMasonnaも日本のノイズ・ミュージシャンですが、、、)。その意味で、我々はノイズ・ミュージックのライブを再考しなければならないと思いますね。貴重なライブの記録と同時に、動きを耳で感じる音楽だなと感心しました。皆さんもこんな聴覚体験してみて下さい。
R&G
https://youtu.be/cODuzb090qY
Hanatarash
https://youtu.be/CP2R4pqQTX8
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