Night Ranger「Midnight Madness」

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ナイトレンジャーの最大のヒットとなった
2ndアルバム 1983年リリース

個人的には何といっても
全世界のハードロック小僧を虜にした
「(You Can Still) Rock in America」ですよね!!!
でもこの曲が最初にシングルカットされて
全米51位、チャート的に最大のヒットは
次にシングルカットされた「Sister Christian」が全米5位!
3枚根にカットされた「When You Close Your Eyes」が
全米14位でした。

この「Sister Christian」のヒットで
レコード会社からは
とにかくバラードをシングルにしろという流れになり
バラードバンドと世間に思われてしまうのを
良しとしないバンド側との微妙な認識のズレに
今後なってしまうわけですね…

でもまぁバラードも確かに良いですが
何といっても「Rock in America」です!
当時の私はこれがまさにアメリカを象徴する1曲だと
本気で思っていました!
それほどまでに文句なくカッコ良く
おまけに二人のギターヒーローの超絶プレイが聴ける1曲です!
ブラッドのアーミングは異次元だし
ジェフのエイトフィンガーなんて「ええええ?そんなのあり???」って
思いましたし、速攻で真似しようとしました
(ええ、もちろんできませんでしたよ(笑)

そんな文句ナシの1曲
「(You Can Still) Rock in America」で始まります!

2曲目は「Rumours in the Air」
これもアメリカンロックの王道ですよねぇ
。。。というかナイトレンジャーらしい
ハードでキャッチーな曲です。

3曲目はちょいマイナー調の「Why Does Love Have to Change」
いやいやこのAメロの歌いだし
むちゃくちゃカッコいいでしょ
私の好みのど真ん中なのですが…(笑
あまりに歌いだしがカッコ良すぎて
サビがありきたりに聞こえてしあうのですが…(苦笑)
でもこの間奏とツインギターソロはカッコいいな~

A面ラスト4曲目は大ヒットとなった「Sister Christian」です
いや、まぁ、これは売れるでしょ
アメリカだけじゃなく世界中大好きでしょこんなの…
そりゃこれだけレベルの高いバラード作れるんだから
レコード会社もバラード出してくれっていうのもわかる気がする(笑
大陸的で決してwetでないバラードです。
これがwetで哀愁ありまくりだとアメリカでは売れないのですよねぇ
私はそういうの大好きですが。。。(笑

B面のオープニングはハードなギターサウンドが印象的な
「Touch of Madness」です。
バンドとしてはこういう路線でも行きたかったのでしょうね
サビもかっこいいし意外とキャッチーだし
もちろん良いのですが…シングルカットされた曲が
極端に良すぎて他の曲とのギャップを少し感じでしまいます。

B-2「Passion Play」も歌いだしの爽やかさが何とも気持ちよい曲です。
やはりこのくらいのライト&キャッチーさと
ハードなサウンドとの絶妙なバランスが
ナイトレンジャーの持ち味なんですよね
だからナイトレンジャーあたりからHRに入って
どんどんハードなほうに好みが進んでいくと
少しナイトレではもの足りなくなってしまうのですよねぇ
私も当時はそうでした
でもしばらくぶりに聴くとやっぱりめちゃくちゃいいのですよ
基本的には飽きないのですよね!

で。B-3は3枚目にシングルカットされた「When You Close Your Eyes」
これめちゃくちゃ好きです!派手さは「Rock in America」みたいではないけど
聴けば聴くほど味が出る!
秋のどこまでも高い空をどこまでも上っていくような爽快感がたまらないです!
こういう曲もナイトレは本当に上手い!!!

B-4は「Chippin' Away」
これまたナイトレらしいキャッチーさとハードさが
程よくミックスされた曲です。
やっぱりキーボードがしっかり入っているからかなぁ
ツインギターで分厚いギターサウンドになりがちなところを
適度にライトに仕上がっちゃうのですよね!

ラストB-5は「Let Him Run」
これはもおうナイトレらしい爽やかなバラードです。
ラストを飾るのにまさに合った1曲ですね。
何だか曲調だけでもこれまでを振り返って
「あぁ、ここまで来たなぁ…」って感じしますもの
歌詞はどうなのか全く知りませんが。。。(笑

このアルバムはインパクトのある曲が揃っていて
シングルカットも好調だったこともあり
プラチナディスクに認定され
その後現在までのアルバムなの中でも
最もヒットしたアルバムとなっています。

1983年10月26日リリース

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