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- 2F 昭和のレコード 洋楽編
- Mötley Crüe「Theatre Of Pain」
Mötley Crüe「Theatre Of Pain」
モトリー・クルーの3枚目のオリジナルアルバム
RATTと並んでLAメタルの双璧…なんて
言われることも多いバンドだけど
結構音楽的にはアルバム出すたびに右往左往していて
LAメタル全盛期に前作の2ndアルバムや
このアルバムがそれなりに売れて
ルックスもわかりやすく派手で
いろいろとトラブルやゴシックも多いので
イメージが独り歩きしているような気もします…(苦笑)
個人的にはLAメタルの双璧はRATTとDOKKENだと思っています。
今聴くと楽曲的にも何だか統一されてないし
中途半端に古臭い感じもするこのアルバムですが
当時は結構聴いていました!
でもモトリーにそれほど思い入れがあるわけではなく
ちょっと流しておくのにちょうどいいアルバムという印象…(苦笑)
いやいや、何だかネガティブな言葉しか出てきませんが
ちゃんと聴くとシンプル&ストレートで
カッコいいのですよ!
ただこの頃の私はもう少しテクニカルなギターヒーローのいる
バンドを好む傾向にあったので
モトリーにはそれほどはハマらなかっただけなのです。
A-1の"City Boy Blues#"はモトリーらしいインパクトのある
ストレートにカッコ良い曲です!
しかしヴィンス・ニールのヴォーカルは
改めて聴いても文句ナシにカッチョええな!!!
A-2はシングルカットされてヒットした
"Smokin' In The Boys Room"
これはブラウンズヴィル・ステーションのカバーですね
そして、A-3"Louder Than Hell"、
A-4"Keep Your Eye On The Money"とモトリーらしい
ストレートで少し泥臭いロックナンバーがノリノリに続き
A-5にはこのアルバムの中で
異色な輝きを放つ「Home Sweet Home」 です。
またこういうと言い方が悪いのですが
モトリーらしくない珠玉の美しさを持つ名バラードです。
この曲にはHR/HMだそんなの関係なく
文句ナシにハマりました…
年月が経ってHR/HMを聴かない時期になっても
この曲だけは無性に聴きたくなることが何度もありました!
これもヴィンスの歌いっぷりがとにかくたまりません!!!
B面に移り仕切り直しのスタートは
"Tonight (We Need A Lover)"
あぁぁぁぁぁぁそうだそうだ!これもめちゃくちゃ好きだった!
こういう疾走感のあるナンバーが好きなんですよねぇ
難しいことをしているわけではないのですが
ミックのリフやアレンジもくっそカッコええ!!!
そういえばこの曲だけは少しギターコピーしたなぁ…
で、続くB-2"Use It Or Lose It"
これもスピーディーで疾走感あって…イイ!!!!!
ここのB-1、B-2の並びは文句ナシのカッコ良さです!!!
でもやはり典型的なLAメタル…ではないですよねぇ
まぁそんなジャンル分けはどうでもいいのですが…(笑
B-4"Raise Your Hands To Rock"もストレートで
モトリークルーらしい良曲ですねぇ
こうして改めてじっくり聴くと
やはりこれはこれで過渡期ではあるものの
やっぱりいいのです!
確かに次作「Girls, Girls, Girls」になると
もはや迷いもなく「モトリークルーらしいストレートなロック!!!」に
なっていき文句ナシにカッコいいのですが
実は私はこちらは第一印象はめちゃくちゃ良かったものの
意外と聴きこんではないのですよねぇ…
モトリークルーのアルバムで一番しっかり聴きこんでいるのは
やっぱりこの「Theatre Of Pain」なのです!
レコードをじっくり聴くのもいいですが
この時代はMTV全盛期で
モトリークルーはやはりそのルックスで売っている部分もあったので
MVで観るともっと良いです!
メンバーみんな超派手でくっそカッチョええんですよねぇ~
1985年6月21日リリース