Def Leppard「Hysteria」

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デフレパードの4枚目のアルバムであり
世界的にバカ売れした超大ヒットアルバムです。
2018年時点・全世界で
2800万枚の売り上げを記録しているそうです!

以前の2ndアルバムや3rdアルバムでも
そこそこのセールスを既に記録していて
「さぁ!これから!」ってときに
ドラマーのリック・アレンが
自動車事故で左腕を失うという大アクシンデントに見舞われ
それでもアレン以外のドラマーは考えられないという
他全員のバンドメンバーの考えで
メンバーチェンジは行わず
アレンが片手でプレイできるドラムセットを開発し
完全にプレイできるまで待って
さらのその間に依然のアルバムとは
サウンドの完成度を遥かに高いレベルに仕上げ
満を持してリリースしたのがこのアルバムです。

このアルバム「ヒステリア」が出る前に
以前のアルバムも実は軽く聴いたことがあるのですが
その時はそれほどいいとは思えずに
実は印象も薄かったのです…
でもアレンの事故の件は知っていたし
ヒサビサのデフレパードのアルバムで
ハードロック界隈では妙に前評判が良かったので
CDが出てすぐにまずはレンタルして聴きこんだのです…
そうしたらまぁこれがなんと計算しつくされたサウンドで
なんと完成度の高いことで…一発でハマりました!
まぁいわゆる「産業ロック」っぽいことはわかってたし
そんなハードでワイルドなものを期待していたわけではないですが
それでも予想を遥かに超えるキレのよいバンドサウンドは
「これはこれはめちゃくちゃ気持ちよい!!!」となったわけです!
もちろんゴリゴリのHR/HMサウンドを期待していると
それは裏切られますが
もっと広い範囲でのロックバンドとして
これほど完成度の高いアルバムはあまりないと思います!

でもこれほど世界的に売れるとまでは思っていませんでした…(笑

ちなみにこのアルバムから7曲もシングルカットされているのですが
ハードロックバンドのアルバムとして7枚のシングルが
全米シングルチャートに全てチャートインしたアルバムは
2018年時点ではこのアルバム以外に存在していないそうです…

ところでこの当時はまだCDとレコードが混在している時代で
日本では既に随分CD化が進んでいて
私もこのアルバムは当時CDで聴いていましたが
そう簡単にぽんぽんCDが買えるほどお金はなく
まずはCDレンタルしてカセットに落とすわけなのですね…
で、このアルバム…収録時間が62分30秒もあるのですよ!1枚ですよ!
2枚組ではないのですよ。。。
これはちょっと当時のポップスやロックの中でも最長だったのではないかと思います。
「ええええ?60分テープでも入んないじゃん!!!!」と思って
仕方なく余るなぁ…と思いつつ90分テープに落としたことをよく覚えています…
曲をうまく組み替えれば60分テープにも入りそうだったのですが
それはそれで何だか納得いかなかったのですよねぇ(苦笑)
それから少しして「CD-ing」か何かのブランドで
80分テープなんてのも出てきますが…
で、CD時代を見越してのこの収録時間だったそうですが
レコードでも1枚でちゃんと入っているのですよねぇ…
私が持っているのは随分後から手に入れた輸入盤ですが
もちろん普通に1枚に収録されています。
まぁクラシックあたりだと収録時間60分超えって結構あるのですけどね
あまり詰め込むと音質的にちょっと心配ですよねぇ…

話が逸れました。。。

で、その収録曲ですが
もう最初の「Women」から続く「Rocket」、「Animal」
そして名バラードの「Love Bites」までは
もう息つく暇もないほどの名曲揃いで
文句の付けようがありません…完璧としか言いようがありません!!!

もちろんそこから続く「Pour Some Sugar on Me」も
「Armageddon It」もむちゃくちゃ気持ちの良い良曲です!

テンション上がりっぱなしでA面はあっという間に終わり
B面は「Gods of War」で少し厳かに走り始めます…

で、B-2「Don't Shoot Shotgun」でまたテンションマックスです!!!
この曲は個人的にむちゃくちゃお気に入りなんです!!!

さらに「Run Riot」でさらにヒートアップです!!!
これももうたまりません!!!

で、ここで!ここで!「Hysteria」でいい具合にクールダウンするのです
もうこの絶妙な緩め方がまた何ともたまらん!!!(笑
この曲も美しい上に何ともいえない絶妙な力の抜け方が
むちゃくちゃいいですよねぇ…

で、再び「Excitable」でヒートアップさせ
ラスト「Love and Affection」で
何とも美しくまとめ上げます…
完璧すぎて鼻に付くほどの演出です。。。

これを書く前にヒサビサに改めて
最初から最後まで3回通して聴きましたが
「完璧すぎ」です…それ以上になんとも言いようがありません…

1987年8月3日リリース

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