柏原芳恵「し・の・び・愛」

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柏原芳恵さんの12枚目のオリジナルアルバム
タイトルはこのアルバムの少し前に発売された
23thシングルと同じです
この曲の内容がいわゆる不倫がテーマな上に
曲の内容も大人っぽく
アルバムジャケットの写真ももはや演歌か
ムード歌謡の大御所っぽく(苦笑)写されていますが
このアルバムの発売は1985年10月5日で
その4日前の10月1日によしよしは二十歳になったばかりです!!!
「し・の・び・愛」のシングル発売時点では
まだ19歳ですよー
デビューが当時としては早かったこともあり(14歳)
ベテランの雰囲気を醸し出していますが
まだまだ若くてかわいらしい部分も多いのに何でこんなに…(苦笑)

でもアルバムタイトル曲でもある「し・の・び・愛」は
文句ナシの名曲です。
アルフィー高見沢さんの作曲でクオリティも高い楽曲な上に
よしよしが実年齢なりのかわいらしい部分は封印して
陰のある女性を切なさたっぷりに歌い上げます。
私、さすがにこの頃になると
聴いている音楽も洋楽中心になって
いわゆるアイドル系や昭和歌謡系は
さすがに聴くことも少なくなっていたのですが
デビュー間もなくから大好きだったよしよしのアルバムは
なんだかんだ買っていて
そしてこの曲にめちゃくちゃハマったのです…
まぁ当時の私も16歳ですからお子ちゃまですが…(笑
しかし、よしよしは独特のあまったるい歌声は相変わらずで
かわいらしい部分ではありますが
明らかに年々歌唱力は上がっていると思います。
この曲でもたびたび聴かされる美しい鼻濁音に痺れてしまいますねぇ…
よしよしは関西の出身なのに
なんでこんなに鼻濁音が美しいのでしょうねぇ

で、タイトル曲がばつぐんに良いのはシングルですし
当然ですがこのアルバムの他収録曲も
粒ぞろいの良曲揃いです。
全体的にアルバムイメージらしい大人っぽい曲が多いのですが
よしよしの歌いっぷりを聴いていると
ところどころ二十歳の女の子らしいかわいらしい部分も
少し見え隠れして何とも癒されるのです…

昭和歌謡っぽい造りのA-1「恋のD-day」
よしよしらしい微妙な陰りが絶妙なA-3「夕月檸檬」
A-4はオフコース・松尾さん作曲の
22thシングル「太陽は知っている」はもちろん名曲ですし
A-5「人生GAME」はよしよし自身が作詞も行っています。

B面は「し・の・び・愛」カップリングでこれも
たかみー作曲の「ハリウッド・ロマンス」で始まりますが
これもまた絶妙な大人っぽさがたまならない良い曲なのです!!!
で、B-2は「し・の・び・愛」のアルバムヴァージョンで一気に盛り上がり
B-3「センチメンタル・ホテル」、B-4「元気でね・・・」と
持ち前の歌唱力の高さでねっとり切なく歌い上げ
ラストは小坂明子さん作曲の「一人七色」で締めくくります!
この曲がまたキャッチーさもあってめちゃくちゃいいのです!!!
これもシングルカットすればよかったのにーーーーー

いや、わかってはいましたが
ヒサビサに聴いたらこのアルバム、文句ナシにいいわーーーー

よしよしはこの頃がまさに成熟期で歌いっぷりが最高です!
ちょっとこれアップしたら酒用意して
もう1回じっくり聴きなおします!!!

1985年10月5日リリース

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