- 0318 Museum
- 35F ジョン・ハリソン(John Harrison、1693~- 1776) 大英帝国を築いたマリンクロノメーター(高精度船舶用時計)を発明 天才時計師
- ジョージ・ハリソンなら、ビートルズのギタリスト、こちらは ジョン・ハリソン(John Harrison、1693~- 1776) 大英帝国を築いたマリンクロノメーター(イギリス国立海洋博物館/高精度船舶用時計)を発明した天才時計師
ジョージ・ハリソンなら、ビートルズのギタリスト、こちらは ジョン・ハリソン(John Harrison、1693~- 1776) 大英帝国を築いたマリンクロノメーター(イギリス国立海洋博物館/高精度船舶用時計)を発明した天才時計師
ジョン・ハリソン(John Harrison、1693~- 1776)
イギリス・ヨークシャー生まれ。
大工職人であった父親の仕事を手伝いながら、 独学で時計製造技術を身に着け、
20歳の時に既に木製の機械式振り子時計を作っていた。
安全な航海に欠かせない、経度を測定するための正確な時計。
マリンクロノメーターの開発に生涯を捧げた天才時計師(時計の話 上野益男著 早川書房)
40年に及ぶ試行錯誤を経て完成させた、マリンクロノメーター(高精度船舶用時計)
1772年~1775年、イギリスの著名な海洋探検家ジェームズ・クッ クが3年にも亘る大航海で使用した。
荒れ狂う海と、赤道と南極圏の大きな温度差に曝されながら、
3年の歳月で、僅か1分程度の誤差という驚くべき性能が証明された。
これにより、ハリソンのクロノメーターの精度が広く認知され、
イギリスの時計産業が急速に発展した。
画像 左、H‐1(ハリソン第1号)
1735年、真鍮の骨組みに木材の歯車をつけたぜんまい式の航海時計を製作。
1736年リスボンに向かう船でその高精度を証明した。
これにはグラスホッパー脱進機に加えて、船のゆれを吸収するダンベル型のテンプが使われていた。
画像 中、H-2(ハリソン2号)重さ39kg
1739年 気温変化の補正を行う仕組みを入れた、より小型の航海時計。
画像右、H-4(ハリソン4号)直径13cm 重さ1.4kg
1761年 鉄と黄銅を組み合わせたバイメタル構造のテンプの搭載によって、
気温が変化しても 膨張・収縮に左右されず精度が狂わないという素晴らしい特徴
を備えた。
このアイディアこそサーモスタットの基本原理であり、
後に人類に多大な恩恵をもたらすものでした。
2万ポンドの賞金獲得に充分な条件をクリアーしたのです。