- 0318 Museum
- 170F M.S.GLORIC APRIL 1967
- SHIP'S BELL M.S.GLORIC APRIL 1967 続き
SHIP'S BELL M.S.GLORIC APRIL 1967 続き
ship's bell
船鐘(せんしょう)あるいは号鐘(ごうしょう)は、
船上で時を知らせたり、その他伝統的な機能に使用される鐘のこと。
鐘自体は通常真鍮または青銅で作られ、
船名と進水年が刻印・鋳造されている。
但し、イスラム教徒が乗る船には、
教義に「天使は、鐘と犬を連れた旅行者と同行しない」という記述がある故、
鐘を用いずゴングや銃が用いられた。
船鐘の鳴らし方
船の当直の合図
一般の時計のベルとは異なり、船鐘を打つ回数は時間と一致しない。
代わりに、一点鐘から八点鐘までの、計8種類の鳴らし方がある。
30分ごとに1つずつ鳴らし、甲板上の当直(「ワッチ」、watch)のサイクルである4時間で一周する。
帆船時代、時間は30分の砂時計で計時され、砂時計をひっくり返すたびに鐘を鳴らした。
鐘は数えやすいように2回ずつ区切って打ち、奇数の時は最後に1回をつけ加える。
8回鐘を鳴らすのが「八点鐘」といい、当直交代の合図となっていた。
他の用途
霧鐘(むしょう)は、霧の際に安全のために鳴らされる鐘である。
大晦日の真夜中には、16回鐘を鳴らす。
8つは旧年中に鳴らし、新年になった後8つ鳴らす。
船乗りが亡くなったとき、船鐘を8回鳴らす「八点鐘」の栄誉を受けることができる。
これは「ワッチ(当直)」の終わり」を意味する。
「八点鐘」(eight bells)という用語は、航海用語の婉曲表現では「終わり」を意味し、 死亡記事で使用することもある。
ベルの数
第二次世界大戦後のほとんどの米国海軍艦艇は、実際には2つまたは3つの鐘を備えていた。
船の名前が刻まれた大きな鐘は、船首に取り付けられ、船全体のアナウンスと時間のマーキングに使用される。