「ギャラリー 3・3・8」  足立 豊比古 さん #4  pallweber watch

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1998年の年末恒例の平和島骨董市で、 

Junghans の小型のキャレッジクロックを、甲府の水島さんから(74Fに記載)

表記の、pallweber watch を足立さんから購入しました。

このポケットウォッチは「稼働しませんよ」と言われましたが、
デジタル表記のポケットウオッチは、国内ではなかなか入手することができません。
承知で購入しました。

「そのうち、どこかの誰かに修理を頼もう」と考えて・・・・

10数年放置していましたが、そろそろ息を吹き返してやろうという気持ちで、

'19年3月、平和島骨董市に出ているA修理屋さんに頼みました。

「4~5万掛かるよ」を了承して、6ヶ月ぐらい経過・・・・

やはり平和島骨董市で、「どうでしたか?」と声を掛けました。

「何回も、何日も手をかけたのだが、とても手に負えない」と見るに堪えない姿(バラバラ)で返されたのでした。

「時計を壊すのは、時計屋だ」とはこの世界でよく言われる言葉で、改めて実感しました。 

「やれやれ・・・」暫らく気持ちを落ち着けて、

名古屋の安藤さんを通して他のものと一緒に、修理を依頼。

数ヵ月後の2021年 4月に生還してきました。
金額はそのぐらいかかりましたが、丁番なども復元して、快調です。

入手したのが1998年、実に23年の長旅だったのでした。
 

(50Fと重複していますが、足立さんへのオマージュの意味で・・・)

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