回想の ジャズ喫茶「木馬」

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画像は、1962(昭和37)年「ダウンビート日本版」に掲載された「木馬」の広告記事。

「ダウンビート日本版」の表紙。(ダウンビートは後の「スイングジャーナル」誌へ引き継がれる)
同誌に連載された 画家の富田英三の「ジャズ喫茶のぞきあるき」で取り上げられた「木馬」の記事。

新宿 靖国通り 以前は 都電が走っていました 
この通りの北側にジャズ喫 茶「木馬」が開業したのは1951(昭和26)年。 
1961(昭和36)年に改装。

都電の廃止や地下鉄の工事などの都市再開発事業に伴い、
1971(昭和46)年歌舞伎町コマ劇場前のビル地下2階に移転した。 

とにかくこの間、靖国通りや・その周辺は、土ぼこりが立ち込める状況でした。

この頃から、木馬、小澤夫妻とのお付き合いが始まりました。
ご主人の 小澤 祐吉さんは、社交的ではありませんが温厚な人柄の方でした。
福島・相馬のご出身と伺いました。
土地柄なのでしょうか甲冑や武具などの骨董を蒐集していたようです。

DID/DUG の中平 穂積さんのお話ですと、 
その(DIG の古時計のコレクション)の影響もあつて、競うように蒐集しだしたとのことでした。 

歌舞伎町に移転・開業された時には、店頭のウィンドウに古時計(300台という)の立派なコレクションが陳列されていました。
トンネルの様な狭い階段を、地下2階まで降りると、
ダークグリーンをベースカラーにした劇的な空間が広がる。
店舗の設計は、DIG/DUG同様 岩淵 活輝さんです。 

しかし、歌舞伎町の店はいつの間にか ??・・・・ 
1993(平成3)年頃に閉鎖された。
 
「熱海の芸者さんとの いろいろな話」を 間接的に、伺いました・・・・

あれから30年近くが経ちました。
さて、今日届きました A・C・C/コーセー・加藤さんの私家版「古時計の回想」によると、
その後、小澤さんは熱海で「直しや木馬」という骨董店を開いていたとのこと、
・・・・ですが、2021年に再度電話をした折には、連絡が取れなかったと記されています。

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