- 0318 Museum
- 6F Crystal Regulator Clocks
- Crystal Regulators 4面ガラス時計
Crystal Regulators 4面ガラス時計
Crystal Regulators 4面ガラス時計 水銀振子
Crystal Regulators は Ansoniaの呼称。
精工舎のカタログには、四方硝子とあります。
本家はフランス( French regulator four glass clock 4面ガラス時計 ) 振玉のガラス管には、水銀が封入されている。
イギリスのジョージ・グラハムが、1721年「水銀補正振り子」を発明。
温度が上がって振り竿の金属が延びると水銀も膨張し、振動の周期を安定させる仕組み。
19世紀には、膨張係数が極めて少ない合金が開発され、ガラス管の中はニッケル合金に替わった。
が、形態の持つ美しさは引き継がれた。
そして、アメリカの新興の産業力によって量産化されていった。
因みに、Ansonia のカタログをめくってみると20頁ほどあり、
有に100種以上のデザインが載っています。
製品名もBaron や Marquise などと名付けられていて、憧れの貴族のライフスタイルをイメージさせていたのでしょうか?
ガンギ車が文字盤にセットされているタイプ(出ガンギ)は、振子と連動しチックタック チックタックと、鼓動を連想させます。
「今日も元気 ‼」と声をかけてしまいそうです。
ガンギ車が内蔵されているタイプも、白琺瑯びきの文字盤とカットガラスが調和し、なんともエレガントなの佇まいです。
2段目 右端の七宝飾りの時計は、フランス製、 Tiffany のストアーブランド品です。 1990年 Sotherby`s のオークションで 28万円程で落札しました。