- 0318 Museum
- 75F 気分を変えて、ちょっと寄り道 1970年 小田原 志澤百貨店の専門店事業「STAGE 8」
- 「STAGE 8」 1970年 小田原 志澤百貨店・専門店事業 続き
「STAGE 8」 1970年 小田原 志澤百貨店・専門店事業 続き
1970年の事でした。 その時代の最先端のDCブランドショップが小田原に開業した。
MDは疋田和子女史で、
人気のやまもと寛斎の商品がメインで構成されたセレクトショップの走りであった。
志澤百貨店の倉庫の改造で、
何んせ裏通り、人通りはない。
大型アメ車の中古を探し出し、ボディペインティング(?)を施し、店頭に突っ込ませ、アイキャッチャーとした。
キワモノゆえに、地元紙や雑誌などに取り上げられ話題になりました。
「話題を作れ!!」はそれなりにこなした。
(写真中央 アイデアマンと呼ばれた 志澤直信社長)
思い返す、50年前・・・・
24歳の駆け出しデザイナーが考え出した、
低予算+アバンギャルド・寛斎の、ショップイメージを表現した解決策でした。
身辺整理をしていましたら、「stage 8」 のラフスケッチが出てきました。まさかあるとは思っていませんでしたが、upします。
さて、小田原 志澤百貨店
1968年、市内栄町で創業 (3枚目の画像が開店当時の志澤百貨店)
平塚や厚木など 神奈川県南西部で店舗展開した 地域の有力企業。
1974年、藤沢駅南口ロータリーに面した藤沢店を開業。
社運を賭けた出店だったが、経営は思わしくなく、
西武流通グループの支援を受ける。
支援を受けるも復調せず、西武クレジットに吸収合併され「志澤西武」となる。
1990年代に小田原市郊外へのダイナシティの開業などの大型商業施設の影響で、
売上高が急激に減少。
1998年、創業51年目で閉店。
跡地は、万葉倶楽部が運営する「小田原お堀端 万葉の湯」へと変わった。
時代は変化する。