DCT
デュアル・クラッチ・トランスミッション(Dual Clutch Transmission)の略。 ATの変速機構のひとつで、その名の通り2つのクラッチを持っている機構のことを指す。マニュアルトランスミッションの構造をそのままに、クラッチ操作とシフト操作を自動化したトランスミッションはクラッチ操作が不要で、なめらかな加速・減速が可能。CVT(Continuously Variable Transmission)の採用が多い日本車ではあまり聞きなれない名称だが、トルコンAT(クラッチの代わりに流体クラッチ=トルクコンバーターを用いて自動的に変速を行うAT)の多い欧州ではコンパクトカーをはじめ積極的に採用されていた。