ブランパンとは?

Blancpain(ブランパン)は、スイスの時計職人ジャン=ジャック・ブランパン(Jehan-Jacques Blancpain)によって1735年に創業された、現存する世界最古の高級時計メーカー。創業以来、徹底的に機械式時計のみを作っており、今日の腕時計の基礎を作ったと言っても過言ではない。
1926年に自動巻きモデルの腕時計を世界で初めて製品化、1930年には自動巻きのレディースウォッチを発表した。1953年に自動巻きダイバーウォッチでブランパンを代表する機械式時計「フィフティ ファゾムス」や、1956年には当時世界最小ムーブメントを搭載した「レディ バード」など時計史に残るモデルをいくつも生み出している。
1970年代に起こった「クォーツショック」により一時的な休止を余儀なくされるものの、1983年に機械式時計の魅力を活かした6種類の傑作機構「シックスマスターピース」を作り出し、見事に復活を遂げる。
1992年にスウォッチグループに加わることで経営基盤を固め、複雑機構の開発・新分野への進出を促進、これまでに作り上げたモデルの再解釈や新コレクションの展開にも積極的。

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本連載「紳士服タイムトラベル ー ヴィクトリア朝から1960sまで」ではスーツに焦点を当てながら、当時の服装を愛し、日常的に着用して生活している方々にお話を伺い、紳士服の歴史における代表的な時代を切り取ります。

前回は1920年代に焦点を当て、前期と後期を通して急速に現代化したシルエットの変化をご紹介しました。そして第3回となる本記事では1930年代にタイムトラベルしたいと思います。お話を聞くのは1930〜1950年代の服装をこよなく愛する理髪師、阿部高大さん。昔の日本からタイムスリップして来たのではないかと思うほどオーセンティックなスタイルが阿部さんの存在を特別なものにしています。SNSなどを通してご存知の方も多いのではないかと思います。今年8月にはご自身の理髪店「富士東洋理髪店」を代々木上原にオープンされ、精力的に活動されています。