石英(クォーツ)

石英(クォーツ)

13

クォーツ(石英)の中でも特に、無色透明で、結晶形がはっきりした物をクリスタル(水晶)と呼びます。氷の結晶のような見た目から、昔の人々は「氷の化石」「水が結晶して硬化したもの」という風に考えていたようです。クリスタルの語源である「クリスタロス」はギリシア語で氷という意味。日本ではその昔、水晶を「水精」と呼んでいました。全く違う文化を持つ国の人々が、水晶に対して同じような、または非常に近いイメージを抱いたのはとても不思議です。

パワーストーンは水晶に始まって水晶に終わる、というぐらい、水晶抜きには語れません。初級編的な石であると同時に、優れた霊能者の方や、パワーストーンの知識が豊富な方が最後に手にする石は水晶だといわれています。それは水晶が清浄で万能なパワーストーンだからではないでしょうか。

水晶は古来より霊石として崇められ、様々な儀式に用いられたと伝えられています。災いや魔を払い、危険から守ってくれる「邪気払いの石」「幸運を招く石」として世界中で愛されてきました。ダイヤモンドと同じく4月の誕生石でもあります。

古い建物やお寺などの地面には水晶が埋められている事があります。それは水晶によって土地を清め、厄を祓い、運気の流れを良い方向に整えると信じられていたからです。現代でも、地鎮祭の時などに、地面に水晶を撒いたり埋める風習が残っている地方もあります。水があらゆるものを洗い流すように、水晶は地・人・場など、すべての「気」を浄化し、清めると伝えられています。

霊的に敏感な人がこの石に触れると、ひんやりとして心地良く、美しい波動を感じるといいます。それは、冷たい湧き水に触れた時や、早朝の新鮮な空気を吸い込んだ時のような清々しさに似ています。このように水晶は、極めて純粋で、清らかなパワーを放っていると考えられています。

人は潜在的に、自然に対して癒しを求めています。森林浴などに代表されるように、自然を感じ、波長を合わせることで、無意識に自分をチューニングしているのです。この「自然の癒し」に最も近い波動を持つ石が水晶だといわれています。

水晶は「純粋・無垢」を象徴し、心と魂を清め、生命力を活性化させ、潜在能力や才能を呼び覚ますといわれています。これは、本来の力を妨げていた様々な要因を取り去って、浄化してくれるからだと考えられます。人間的成長を促し、霊格を高めてくれることから、古来より占い師や呪術師が好んで身に着けていたそうです。

水晶には様々な形、色、内容物があるため個性豊かです。
私が一番力を入れて集めているコレクションの一つです。
私が単純に水晶好きなだけですがね笑