茨城県東茨城郡城里町塩子 高取鉱山 ガマ出し白水晶

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再撮影

高取鉱山のガマ出しの水晶です。

高取鉱山は鉄マンガン重石の採掘で開発された場所。ズリでは水晶が拾われ、僅かながら鉄マンガン重石、錫石、菱マンガン鉱、蛍石が拾われていました。

こちらは2018年頃に掘られたもので、粘土ガマの中に同様の水晶が複数見られたそうです。ヤフオクにてその一部が放出されました。ちなみに後日、大きな単結晶以外にも細かな両錐水晶や、毛状の内包物が見られる小粒なども出回っています。

1〜4枚目:高さ7.6cm
5〜8枚目:高さ7.7cm

表面が擦りガラス状に曇り、手触りでも分かるほどサラサラとしています。また、細かな水晶のスキマには、クリーム色の銀雲母の粒が複数見られます。これが内包されると「雪入り水晶」となりますが、高取の反対側、錫高野の方がよく見られるようです。

こちらも僅かに雲母の内包が見られるものの、擦りガラスのために確認がしにくいのが残念なところ。

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