新潟県岩船郡関川村金丸 金丸鉱山 巨大煙水晶

0

23.6cmのとても大きな煙水晶です。あまりにも重く、片手で持つのがギリギリのラインな重量感です。これだけ大きいのに、透明度がとても高く、光が透過するほど。

こちらを保存されていた方からお話をお聞きしましたが、経緯が非常に面白いものです。

金丸鉱山は昭和初期にカリ長石が採れる鉱山として開発され、60年代頃に最盛期を迎えます。元々、この金丸鉱山で採られるペグマタイトは、石英がとても少ない鉱床ということで、良質な長石が採れることで有名でした。なので、水晶はおろか、石英すら少ない鉱山。

しかし、60年代に鉱山開発の一環で、鉱山付近をダイナマイトで発破し、ユンボで掘っていたたところ、大量の岩が転がっていたのだそうです。その中に大量の煙水晶、玉髄上の水晶があり、譲っていただいた方の伯父様が関係者に見つからないようにこっそり自宅に持ち帰ったのだとか。無論、頭が欠けているのはこのためです。

そんな水晶を、自宅で永らく保存されていたのを、メルカリにて私が発見した形です。

本来石英が採れない場所で、これほどのサイズの良質な煙水晶が採れる、かつ保存されていたというのは本当にミラクルでしょう。永久保存の一品です。

Default
  • File

    124

    2023/01/24 - 編集済み

    コメント失礼いたします。でかい…ですね。
    大切にして下さい。入手エピソードについても気になりますね。

    返信する
    • ありがとうございます!
      比較できるようなものを置いていない(手だけ)ので分かりにくいかもですが、ラグビーボールくらいだと思えば想像しやすいかな…

      譲っていただいた方が石を処分しないで長年飾っていたというのが本当にラッキーでした。しかも小さいものも一緒に。そのうち撮影できたらなぁと思っています。

      年始から撮影ブースの片付けが追いつかないほど、水晶を入手してしまって(汗)
      片付けたら他のものと合わせて撮りますね。

      返信する