鳴石
沖縄県八重山郡竹富町西表島
かつて上原付近で、鈴石という石の塊がパイン畑造成中に数多く産出した。振ってみるとカラカラ音がするのでその名がある。鈴石は赤鉄鉱ノジュールが空洞になったもので、中に泥の塊が入っているため鳴るものである。空洞の壁は同心円状の赤鉄鉱からできている。
＜“西表島の地形と地質”から抜粋＞
パイナップル畑でいくらでも採れたそうで、地元ではお守りや子供の玩具として知られています。お土産屋さんでも売られているそうです。
鉱物的には針鉄鉱か鱗鉄鉱か赤鉄鉱なのか分析しないとわかりませんが、鈴石・金壺石・壺石・鳴石・イシナダンゴなどの呼び名で全国の堆積層から発見されています。高師小僧や鬼板を含め鉄ノジュールの仲間ですが、その成因ははっきりしていません。
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