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Mass “Labour of Love”
少し前にRema-Remaを紹介しましたが、このMassと言うバンドはRema-Remaが終わって、その灰の中からら生まれたバンドなんです。Rema-RemaのメンバーであったGary Asquith (G ), Mick Allen (B), Mark Cox (Kbd)に、Danny Briottetが加わって出来たバンドです。このメンツを見ると、Rema-Remaと同じ感じじやないの?と思うかも知れませんが、アルバム1枚とシングル1枚出しただけで終わっており、意外と短命に終わっています。解散後は二つに分裂し、Gary AsquithとDanny BriottetはRenegade Soundwaveを結成し、テクノをやっており、一方、Mick AllenとMark CoxはThe Wolfgang Pressとして4ADに籍を置きながら活動を続けていました。因みにこのMassをググると、ヘビメタバンドや黒人ミュージシャンもヒットしてきて、中々、このバンドには辿り着けません。と言う訳でMassは短命なバンドであった為、この位しか情報がありませんでした。
それで本作品ですが、これが彼等の唯一のアルバムになります。Rema-Remaのメンバーがいることからも、そこから大きく舵を取った訳ではなく、Rema-Rema路線を踏襲していったようです。ズンドコしたドラムに太いベースライン、効果的なキーボード(オルガンが特に良い!)、後ろで鳴り響くギターそれに煽るようなやけっぱちのヴォーカルが渾然一体となり、リスナーの耳と聴覚に混乱を起こさせます。また、ホーン類(シンセかも知れない)やパーカッション類の多用も特徴的ですね。ぶっといベースラインやタムを多用したドラミングもRema-Remaからの受け継ぎで、ギターは抑制されている感があります。ジャケの為か、ややダークな印象がある為、2流のゴスとも思われていますが、寧ろ、ゴスかどうかはさて置き、虐げられた人々の喜怒哀楽を表した音楽と言った方が良いかもしれませんね。また、A1からのA2はの繋ぎはカッコいいです!4ADが良い音楽を世に出したのは確かですが、如何せん短命だったので、不当に評価が低いようにも思います。なので 4AD好きなリスナーさんにはお勧めします。
A1 “Mass” (9:43)
A2 “Why” (1:09)
A3 “Ill” (5:27)
A4 “Why” (1:22)
A5 “Isn't Life Nice” (2:26)
B1 “Elephant Talk” (3:59)
B2 “F.A.H.T.C.F.” (7:21)
B3 “Cross Purposes” (4:31)
B4 “Innocence”(6:12)
A2 “Why” (1:09)〜A3 “Ill” (5:27)
https://youtu.be/yD86i0WGPbE?si=P582Luf9gOkrUpQL
[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PL5td2E1pCxImDPR4cSJq1BMIEJyhsKlfv&si=N5Cxxp-kSYuBKdJP
#Mass #LabourOfLove #4AD #Rema-Rema #GaryAsquith #MickAllen #MarkCox #DannyBriottet #Ritual #PostPunk #1980-1981年
オマハルゲ
2023/08/12 - 編集済みレマ・レマから派生したバンドがあるというのは初めて知りました。
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Dr K2
2023/08/12Massは1年位しかやってなくて、その後、The Wolfgang Pressとかになっていきます。
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