Kraftwerk “Radio-Activity”

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また久々にKraftwerkの作品を聴こうかな。今(?)、流行りの「放射能」です。Kraftwerkを名乗ってから5枚目のアルバムで、前作”Autobahn”の路線(ミニマムなテクノの始まり)を踏襲しつつも、まだテクノになり切っていない時期の作品になります。バイオグラフィーは前回”Ralf und Florian”で書きましたので、省略させて頂きます。この時期のメンバーはFlorian Schneider (Electronics, Vo, Produce), Ralf Hütter (Electronics, Vo, Produce), Karl Bartos (Perc)とWolfgang Flür (Perc)の4人です。そして内容ですが先ず、初っ端の”Geiger Counter”の不気味なバスドラ(?)の刻む淡々としたリズムと僅かなガイガーカウンターらしきノイズから、表題曲”Radioactivity”への繋ぎの巧みさ、そして全体に渡る電子パーカッションの2人のタメの無いリズムとシーケンス。陽性な曲だけど,危険を示唆する微妙なニューアンスが絶妙ですね。そしてA-5 “Intermissionの軽快にドライブする曲へ。そこから,ラジオ波のコラージュからなるのA-6 “News”で締めています、B-1はヴォコーダーのみ小曲”The Voice of Energy”からB-2 “Antenna”もキャッチーなテクノに繋がります。そしてヴォコーダー音をメインに据えたB-3 “Radio Stars”とB-4 “Uranium”に転換し、更に、まるで人間味の無いヴォコーダー音と逆に人間味溢れるシンセのメロディと及びスローテンポから段々早くなるB-6 “Ohm Sweet Ohm”へ。これら本当に人力なのか?と思える電子パーカッション❗️このトータルな作品は、プログレでは無いね!やっぱりテクノの始祖として捉えないといけない作品ですね。しかし、いつも思いますが、ベース・シンセのシーケンスは誰が演奏してるのだろうと。今でも、否、今だからこそ、このアルバムを彼等が出したことを考えないといけないかな。だから、皆さんも聴いてみてください。

A1 “Geiger Counter” (1:04)
A2 “Radioactivity” (6:44)
A3 “Radioland” (5:53)
A4 “Airwaves” (4:53)
A5 “News” (1:31)
B1 “The Voice Of Energy” (0:54)
B2 “Antenna” (3:45)
B3 “Radio Stars” (3:38)
B4 “Uranium” (1:24)
B5 “Ohm Sweet Ohm” (5:40)

https://youtu.be/QeSPB_WjBn0?si=XGcRq9Lv9pNL8tFR

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PLiN-7mukU_REXqmXgkR6tJrDaAWZ34wSX

[オマケ: “Radio-Activity” French TV live]
https://youtu.be/OPhUWrQx1zY?si=d1A-67Bmx4HY6i2-

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