コレケン イナカヤリ 2024年5月新たに新種として発表されたアベリサウルス類

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Koleken inakayali コレケン・イナカヤリ

白亜紀終焉の数百万年前太古の南半球、現代のパタゴニアの地層から発見されたアベリサウルス類の肉食恐竜。
この恐竜が発見された地層からは有名な同類のカルノタウルスが発見されている。
鼻が低く頭骨が高く、首が太く、そして最大の特徴は異常なほど短く退化した前足。同じく白亜紀後期に北半球で繁栄したティラノサウルス類も巨大化するにつれ前脚が短くなる特徴がある。しかし、アベリサウルス類の多くは前脚が胴体からはみ出さないほど短く、胴体そのものが大きい。
頭部には種によってさまざまな形状の装飾が見られ、カルノタウルスのような角迄はやした仲間迄いるが、胴体はあんまり変わりがない。
この恐竜の下半身の骨はまだ発掘が終了しているわけではないらしいが、ばらばらになった骨は、ほぼ一か所の地層に縦に埋まっているらしい。体長6メートル以上の恐竜の骨が一気にばらばらにならず、埋まるだけの膨大な堆積物がいっきに全身を蓋ったのは凄い。それを手掘りしていく学者さんの熱も凄い。

小種名のイナカヤリはパタゴニア東部の先住民族テウルチェ」の首長であったイナカヤルに因むという。同民族の言語で『粘土と水から生まれる』という意味だそうだ。
同じ地層から発見されたカルノタウルスhttps://muuseo.com/Mineosaurus/items/67?、ニジェールのルゴプスhttps://muuseo.com/Mineosaurus/items/404?theme_id=43263、マダガスカルのマジュンガサウルスhttps://muuseo.com/Mineosaurus/items/244?theme_id=43263等、古代の南米大陸で繁栄した肉食恐竜は多種に及ぶが、その個性はほとんど頭部に集中している。
謎が多い。

新作でまだライセンス販売は行っていない。登録審査中Adobestock。AIの識別に最近神経質に審査していて登録にすごく時間を要している。でも、それは悪いことではない。

原画サイズ 5000×2500pix 35.8MB tifファイル 350dpi
作画 2024.10.09
展示サイズ 1000×500pix 332kb pngファイル 350dpi

カルノタウルス 2態
カルノタウルス:アベリサウルス類でもっとも有名な肉食恐竜 。北半球のティラノサウルスの骨格進化が頂点のrexの登場によって確立されたが、アベリサウルスもまたその類特有の特徴を顕著に持っていた。ただ、一点共通しているのが前足の長さが、実用に不向きなほど短いということ。最近言われ始めているのはティラノサウルスの鳥口骨(人間には失われた腕の骨。)に大きな損傷のある化石が綿密に調査された結果、彼らは後ろ足を深く折って腹這いの姿勢となり、巨大で重量のある頭部を地面につける姿勢を取って座っており、立ち上がる時、例えば獲物を待ち伏せしていて突然立ち上がって走り出すような場合、強靭な尻尾と小さな前足を使い状態を起こし、大腿部の強靭な筋力を爆発的な推進力に変えたのではないかと推測している。そのタイミングは役に立たないと思われていた前足を繋ぐ異様に強靭な腱(異様に太い腱がついていた痕跡がある。)が受け持っていて、いくつかのティラノサウルスはその結果鳥口骨に損傷を生じていたのだと結論付けている。スタートダッシュに物凄い圧力がかかるんだろうね。同時期のアベリサウルスにもそのような前脚の利用方法があったのではないか。化石の数が圧倒的に少ないアベリサウルス類では実証の困難さはあるが、少なくとも単なる異性へのディスプレイに使用していたという情けない想像よりはずっといいような気がする。
https://muuseo.com/Mineosaurus/items/67
ルゴプス 皴顔(しわがお)のスカベンジャー
南アフリカで発見されたアベリサウルス類。このアベリサウルス類は北半球で肉食恐竜の中心的存在であったティラノサウルス族(コエルロサウルス類)と対置される類だが、かつて存在したゴンドワナ大陸の一地域として名南米大陸や南アフリカが陸続きであった頃に独自の発達を続けていた肉小恐竜の仲間である。このアベリサウルス類が南アフリカのニジェールで発見された時代、白亜紀後期の一時代にまだゴンドワナ大陸との接点があったことを示している。南アメリカを中心とするアベリサウルス類のほとんどの恐竜が進化の過程で前足の極端な退化が見られるのに対し、腐肉食を食性の中心に置いたと想像される頭部の鱗や皴の状態を推定する印象から、個人的に極端な前肢の退化は取り入れなかった。 腐肉食の推定を受けるティラノサウルス程度の前肢にお機能性はあったのではないかと考えるからです。どちらにしても、現在のところ頭骨以外に目立ってこれを断定できるような印象の化石やj骨片はないようです。 この作品自体は発見された2000年当時にスケッチしたものでしたが、ライセンス販売では原画のフォルムをそのまま登録していました。つい最近後肢の中足骨(足の甲の骨)の接続について若干補修し、再掲載しようと思っています。すでにいくつか販売されているようで、異なる作品と認定されないかもしれません。その時は、しょうがないから、すでに登録している作品をリストから削除し、再登録をしたいと考えています。 AIの利用による作画を除外するための判定が長くかかり一作品の承認までに8週間を要するものもあります。迷惑な話ですが、オリジナルに対するAdbestockの慎重な対応なのかなとも思います。 原画 修正2024 サイズ:3000×2400 約20MB Tif  解像度500dpi ライセンス販売 2005年版はAdbestock(jpg) pixta(png) 修正版はアップロード未定 ファイルpng 透過処理 追記: このギャラリーの作品が100体になりました。肉食、植物食、翼竜類、海棲爬虫類、古代哺乳類、古代海生生物 気分次第のごった煮になっているのでせめてもう少し整理しようかと考えております。とにかくもう少し涼しくならんと、爺にはしんどい作業ですね。
https://muuseo.com/Mineosaurus/items/404
マジュンガサウルス(MAJUNGADAURUS) この違和感はいまだにぬぐえない。頭部の一本角
マジュンガサウルス(Majungasaurus)  白亜紀後期 ケラトサウルス下目 アベリサウルス科  体長:推定8メートル マダガスカルの州都マジュンガのちぃん校で発見されたことに因み学名が付けられている。小種名はクレナッティムスと記載されている。これはたくさんの円鋸上の歯を持つことを表している。肉食恐竜で最も典型であるティラノサウルス類のようなセレーション(ステーキ用のナイフのような歯のギザギザ)を持っていたということ。大型の割には1トン程度の体重で頑丈な頸椎を持ち軽量化された骨格を持っていた。筋力は強く、大型の獲物を倒すにも十分が攻撃力を有していた。 他のアベリサウルス科の恐竜と同じく指の数は違うがティラノサウルスよりもさらに短めの前脚であった。視神経の発達の具合から推定して視力はあまりよくなかったようだ、 頭部の特長は眼窩の上部にある一本の角上の突起である。大体普通は左右対になっているものが普通であるが、これは特殊というか、「うそだろ?」と言いたくなる。 草食恐竜にはかつて同じくらいの位置に一本唐突に上にそそり立つ角を持っているとされた恐竜がいた。この恐竜は近年データの集積が行われ、異なった頭部の骨の一部が誤認されたものだとの結論が出ている。もちろん当時は僕もその頭骨見本に基づいて復元図を描いていたが、やはり、「ホントかなぁ?」という生き物としての不自然さを感じていた。 この恐竜の一本角にも同様の違和感がある。なるべく不自然に感じないように自分が納得できる描き方でと、何回描きなおしたかわからない。で、今のところこの作品が無難なところではなかろうかと、今のところは考えている。 原画サイズ5000×3000PIX 約50MB 320dpi ライセンス販売 Adbestok Pixta
https://muuseo.com/Mineosaurus/items/244

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