Waterbury Mantel clock 続き

0

Waterbury clock company は、コネチカット州ウォーターベリーの大手真鍮メーカーであるベネディクト&バーナム(Benedict & Burnham)の子会社が起源。

ベネディクト&バーナム社は、真鍮を素材とするするさまざまな業界に進出を図る。
1840年代までに、多くの真鍮製の時計ムーブメントを開発。
アンソ二アやセス・トーマス、ギルバートなどのさまざまな時計メーカーにムーブメントを提供していた。 

次項で記載しましたが、このマントルクロックの文字盤には、Jennings Bros.社の商標が記されています。 そして、ムーブメントには WATERBURY Co.と刻まれている。
つまり、Waterbury社によるOEMということのようです。

さて、このマントルクロックは、1,890~1900年頃の製品。
ormolu bronze製、サイズは36㎝hでマントルクロックとしては標準的なサイズ。
3.6㎏とそれなりの重量です。
正時+半打ち。

オルモル(ormolu):18世紀頃から登場した金メッキ技術とその装飾のことで、フランス語でOrmolu、英語ではGilt Bronze と表記される。

Waterbury社の当時のカタログを記載しました

Default