ウイーン工房 1903-1932

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2011年10月 Panasonic 汐留ミュージアムで、「ウイーン工房 1903ー1932」 展が開催された

ウィーン工房は、20世紀始め、建築家ヨーゼフ・ホフマンとデザイナー コロマン・モーザーによって設立された工房です。

ウィーン分離派に参加していたホフマンとモーザーが、
実業家フリッツ・ヴェルンドルファーの支援を受け、1903年に設立。

住宅、インテリア、家具をはじめ、宝飾品からドレス、日用品、本の装幀など、生活全般に関わる様々な分野のデザインを行った。

基本的な思想はウイリアム・モーリスの「アーツ&クラフト運動」に遡るが、
全て手作りによる良質でシンプルな家具を創造する、と〈ウイーン工房綱領〉に謳われています。

そして、クリムトはウイーン工房に深~く関わっている。

このウイーン工房には極めて多彩な才能が結集することになった。
多い時には30数名の芸術家と150人の職人を擁していた。

彼らは製品に両者そろって銘記していた。
仕事場の空間ばかりでなく、人間関係にも調和が求められていた。

30年近い活動の間、ヨーロッパ各地やニューヨークにも支店を置いたが、
第一次世界大戦や世界恐慌の影響もあり、苦しい経営が続いた。
1932年に出資者のオットー・プリマヴェージが破産し、ウィーン工房も解散した。

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