- 0318 Museum
- 102F 白金台 LAPIN AGILE 山口 鷹 さん
- 白金台 LAPIN AGILE 山口 鷹 さん
白金台 LAPIN AGILE 山口 鷹 さん
ラパン・アジルが白金台に開店したのは1973年4月でした。
フランスのアールヌーボー、アールデコのアンティークがメイン。
画家である店主の山口 鷹さんが、パリのアトリエへ行くたびに集めてきたものが主、
店は、カフェも兼ねており、コーヒーや紅茶が愉しめました。
黒と金を基調にしたファサード、
いかにもベルエポックのパリ調の雰囲気で、粋とエスプリが感じられます。
デザイナーやモデルなどのファッション関連の女性客が多く、店は賑っておりました。
画像のアールヌーボーの時計はAnsonia製ですが、当店で購めたものです。
隣に、和骨董や人形類の店「詩ひ人形」も出店。
人形・ドールハウス研究家(SHELLMAN‐OB)の中村公一さんも一時期運営に関わられていました。
山口 鷹 さんは、「鷹美術デザインスクール」も経営されていました。
デッサンが主体で、芸大の予備校的な存在でした。
彼は当時、モーガンプラス4 を2台所有されており、
「1台買わないか」と熱心に勧められました。
オープンエァのヴィンテージなフォルムに魅せられて 心がかなり傾いていたのでした。
が、 英国のビンティジカーなど持つと、(修理に)大変な思いをするぞ、と知人に窘められて、あわやのところで思いとどまりました。
確か800万円とのことでしたが・・・・
今でも通りでモーガンを見かけると思い出します。
当時私は、HONDA 2door sports coupe-7 のシルバーを愛用していました。