Dorypyge richthofeni

0

Dorypyge richthofeni
Zhangxia Formation, Chewang Village,
Panlong County, Linyi City,
Shandong Province, China
Middle Cambrian
全長 14.5mm

山東省臨沂市産。
Dorypygeと言うと、当館でも展示されているUSAはユタ州産のものを頭に浮かべるのが一般的ではないかと思いますが、この個体はそれとはかなり異なっています。長い棘を持ちます。全身に細かいブツブツがあります。
裏ぼりの標本ですが、お陰でハイポストマが観察出来ます。また、中葉の真ん中やや右寄りに縦に走る紐状の構造が見てとれます。これは消化管の痕跡ではないかと思われます。

Default
  • File

    trilobite.person (orm)

    2024/06/01 - 編集済み

    興味深い標本ですね。頬棘や尾部からの棘の長い感じなどは、ドリピゲというよりはオレノイデスに近いような印象すら受けます。貴重な標本をありがとうございます。

    返信する
    • File

      Sanchan

      2024/06/01

      そうなんです。私も最初はそう思いました。しかし、The Back to the Past Museum Guide to TRILOBITES II に同種の写真(こちらはポジですが)が載っていたので、これで間違いないのだな、と納得しました。

      返信する