ちょっと気になり、買いました⑥

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1975M Mazda Roadpacer
マツダの企業体力が不足していた1970年代中盤に、オーストラリアのGM系メーカーであったホールデン社より車体を仕入れて自前の13B型ロータリーエンジンを搭載しながら仕立てた高級車で、トヨタセンチュリーや日産プレジデントといったVIPカー市場へ殴り込みをかけてました。
ハリボテ感しか感じられない仕上がりということもあってか、累計生産台数が800台未満という路上でその姿を拝める機会はありませんでしたが、マツダ本社へカタログをリクエストしたら丁寧に送付されて来ました。引越し時に処分してしまったのはつくづく残念でした。
古き良き時代のアメ車を彷彿させる伸びやかなデザインは現代においても通用しそうな感じがします。

1964M Mitsubishi Debonair
1964年から22年間もフルモデルチェンジすることなく製造されていたデボネアは三菱グループ関連のVIPカーとしてシーラカンスの様に君臨し続けていました。
モデル末期時における2600cc4気筒エンジンやリーフスプリングサスペンション等のメカニズムは「旧態依然」の一言に尽きる一方で押し出しの強いデザインには荘厳な風格が感じられます。

1984M Honda Civic 3 Door Si
厳しい排気ガス対策で低燃費ではあるものの牙を抜かれた非力なCVCCエンジンしか生産していなかったホンダが、十数年振りにツインカム(DOHC)エンジンを復活させて、復活の狼煙を上げたのが1984年秋のことでした。
シビックとCRXとクイントインテグラに搭載された電子制御燃料噴射装置と16バルブを備えたロングストロークの1600ccのZC型エンジンは、図太いトルクと7200回転まで吹け上がりと実燃費でリッター11キロを成立させた名機で、後にSOHC化やVTEC化による幅広い展開も見られました。
レンタカーで乗ったことのあるワンダーシビックは視界が良くて非常に運転し易いクルマでした。

1981M Toyota Celica XX 2800GT
当時最強の170馬力でソアラを未体験ゾーンへ突き進ませた2800ccの直6ツインカムエンジンは半年後にはよりスポーツカー的な性格を濃くしながらFMCを迎えたセリカダブルエックスへ移植され、ロータスチューンの足回りとの組み合わせによる迫力のある走りを当時のロータス総帥のコーリン・チャップマン氏によりCM上で披露されてました。
その後のMMC時には、その当時では3ナンバー車に対して自動車税が大幅に安かった5ナンバー2000cc車用としてM-TEU型6気筒ターボチャージャーエンジンと1G -GEU型24バルブ6気筒ツインカムエンジンが立て続けに追加発売され、様々なお好みに応じたニーズに応えていました。

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