ちょっと気になり、買いました⑤

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1981M Toyota Soarer 2800GT
スカイラインにターボが設定されてトヨタの旧型4気筒ツインカムに対する優位性を見せつけてられたのも、ほんの一瞬の出来事。トヨタはベンツやBMWにも肩を並べる様にと6気筒の大排気量エンジンをツインカム化させることで、一気に未体験ゾーンへ旅立って行きました。
スーパーホワイトのカラーリングは、より使い勝手の良い4ドアボディのマークII3兄弟ヘと継承され、バブル時代の六本木へと増殖して行きました。

1983M Nissan Fairlady Z 300ZX(Z31)
1983年に登場したVG30ETターボエンジンはグロス230馬力を誇り、スペック上ではトヨタの自然吸気6気筒ツインカムエンジンを凌駕するものでした。
大学の先輩が2000ccエンジンモデルに乗っていらして、同乗させて頂きました際には、充分に強烈な加速Gで背中がシートバックに押し付けられたことを良く覚えています。
エッジの効いたボディデザインは歴代のZシリーズではベストの様に思えます。

1987M Honda Legend 2 Door Hardtop
入社当時の当社内で当時存命だった実質的創業者に気に入られていたことから、誰しもが面会していた筈の銀行に会うからという理由で何故か一人だけ白い作業ズボンを穿かずに紺色ズボン着用が許可されていた等、会社の金を握り取締役を凌ぐ権勢を奮っていたパンチパーマの経理部長の愛車でした。
入社時での工場実習の際には、レジェンドシリーズを6000台/月も生産しており、3ヶ月間ほど朝から晩まで重労働に従事して居ました。
創業者逝去直後から数ヶ月が経過し経理部長は閑職へと左遷させられ、病気療養名目の休職を経て1年を待たずにそのまま退職。存命なれば今頃は後期高齢者に相当する75歳位と思うが、果たして未だに生きているのやら。

1978M Nissan Fairlady Z 280Z-T
当時世界一厳しいとされた昭和53年排出ガス規制に各車が苦戦する最中にImagine 1980 というキャッチコピーで発売されたZの第二世代モデル。当時の国産車では希少なオーバー2000ccのL28E型エンジンは鈍重と見做されていたものの、20万キロ超の耐久性を誇っていました。

1979M Nissan Gazelle ZSE-XE
3代目シルビアの別販売店用姉妹車として設定されたのがガゼールでした。2代目シルビアが中途半端なコンセプトで長期間棚晒しであったものの、トータルイルミネーションシステムによる煌びやかな内装と目新しいクルーズコンピューターといった走行性能とは全く無関係の先進装備が当時の若者の心を捉えて、息を吹き返すことに成功しました。MMCのタイミングでは、1800ccターボチャージャーと2000ccの16バルブDOHC仕様も追加され、走行性能重視のユーザーの期待にも応えていました。

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