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ちょっと気になり買いました④
1982M Toyota Corona Hardtop 1800GT-TR
今日では商標としての使用価値が全く失われてしまったとされるトヨタの正真正銘「新型コロナ」、FRレイアウトの最終世代でセリカ・カリーナの兄弟車と同時に国内初のツインカムターボが搭載されました。910ブルーバードに完敗した前モデルを3年半で諦めて、007のロジャームーアをキャラクターに添えてブルーバードCMの白いタキシードを纏った沢田研二もどきを噴水内に落下させて「Have a good day」と言いながらその横を立ち去るさまは、後のセフィーロCMの井上陽水の「皆さん、お元気ですか(昭和天皇崩御で音声が消えたのにも大爆笑)」に通じるセンスの良さを感じました。
1986M Nissan Leopard
1980年代に一世を風靡したトヨタのソアラの対抗馬として日産からリリースされていた2代目レパードは、発売当時はソアラの日陰に隠れた非常に地味な存在とされていたものの、「もっと危ない刑事」での起用とその端正なクーペデザインの評価も高まったことから、現在の中古車市場では300万円超で売買されている人気車種となっています。
シーマにも搭載されたV6ツインカムターボは、ド迫力の一言に尽きます。
1977M Toyota Celica Coupe 2000GT(TA40)
7年近く生産された人気車の2代目は米国市場を意識したデザインで「友よ、答えは風の中にあった」というエアロダイナミクスが強調されてましたものの、基本的なメカニズムは初代モデルを踏襲しています。マイナーモデルチェンジ時には意地で継続させてきたツインカムエンジンを武器にしながら排ガス対策でパワーを失ったライバル スカイラインをあからさまにこき下ろす様に「名ばかりのGT達は道を開ける」とか、ターボエンジン設定で息を吹き返した際には「ツインカムを語らずに真のGTは語れない」という様な挑発的なCMを展開させており、バブル期に繋がるパワー競争の口火を切りました。
1980M Skyline Sedan 2000GT Turbo (C210)
排ガス規制で完全に牙を抜かれてライバルのセリカに名ばかりのGTとこき下ろされていたL20Eエンジン搭載のスカイラインジャパンにターボチャージャーが装着されたのは1980年5月のことでした。カタログ表示ではグロス145馬力ながら雑誌社の走行試験の為に貸し出されたクルマには広報チューンが施されており、0-400加速は驚異の15.8秒を切るタイムを叩き出しており、トヨタツインカム軍団に虐げられていた状況に日産ファンは一気に溜飲を下げていました。