菅木志雄とは?

菅木志雄(すが きしお・1944年生まれ)は、岩手出身の美術家。
1968年の初個展から現在に至るまでの50年以上のキャリアの中で、幾多もの展覧会に出展してきた。
2017年の第57回ヴェネツィアビエンナーレ国際展「VIVA ARTE VIVA」では、水上でのインスタレーションとして代表作『状況律』を再制作して大きな注目を浴びた。同年、長谷川祐子(はせがわ ゆうこ)のキュレーションによるフランス・ポンピドゥセンターメッス(Centre Pompidou-Metz)で開催された「ジャパノラマ 1970年以降の新しい日本のアート」展にも出展した。
作品はポンピドゥ・センターやアメリカ・ニューヨークのディア:チェルシー(Dia: Chelsea)の他、イギリスのテート・モダン(Tate Modern)、東京都現代美術館などをはじめ国内外の多数の美術館に収蔵されている。

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2008年春。活気あるビジネス街丸の内で、次世代を担う7つの若手ギャラリーによる展覧会が開催された。ニュートーキョーコンテンポラリーズと名付けられたそのイベントは好評を博し、同名のアソシエイションとして発足。東京のアートシーンの活性化を目指して活動した。

当時次世代として位置づけられたギャラリーもキャリアを積み重ね、現在はArt BaselやNADA Miamiなどの世界の名だたるアートフェアに出展し存在感を発揮している。1990年代に日本で現代アートの土壌を作ったギャラリストを第一世代とし、彼ら彼女らを第二世代とするならば、さらにその下の第三世代ともいえるギャラリストも出てきている。

今回、ニュートーキョーコンテンポラリーズで活動していた無人島プロダクションの藤城里香さん、青山|目黒の青山秀樹さん、MISAKO & ROSENのローゼン美沙子さん、ローゼン・ジェフリーさんによる座談会を企画。本連載「What is 現代アート!?」モデレーターの深野一朗とともに、日本の現代アート事情ついてざっくばらんにお話してもらった。