Zlichovaspis rugosa 自在頬再成長

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右自在頬棘先端部が欠損し、再成長している珍しい個体

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    tatsutoy

    2022/01/05 - 編集済み

    エビやカニよりも固いはずの三葉虫の外殻が、いとも簡単にそぎ落とされてしまうとは、デボン紀の海はさぞかし危険だったのでしょう。現代でもネコザメがサザエの殻をバリバリ砕いているのを見ると、昔も多くの捕食者がいたのかもしれません。もちろん、脱皮の最中を狙われた可能性もあります。

    話しは変わりますが、最近モロッコ産の三葉虫原石海外持ち出しが制限されつつある事を聞きました。決して悪い意味ではなく、腕の良いプレパレーターに原石が渡ることで、三葉虫化石の品質が上がれば良い事なのかな、と思いました。この標本も色合いや細部のディテールが良く、高品質な化石ですね。

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      三葉虫の巣穴

      2022/01/06

      コメントありがとうございます。部位によって異なるかもしれませんね。胸部を横からざっくり行かれている場合は捕食が自然な解釈でしょうし、このようにフリーチークの欠損は脱皮時の傷なのかもしれません。脱皮時は多少軟らかくないと成長しないですしね。
      原石の話は以前から聞いています。が、まだ原石いるか?という提案はありますね。抜け道なのか、まだ単に徹底されていないためなのか、はわかりませんが。若いプレパレータも出てきていますので、今後に期待ですね^^

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    Trilobites

    2022/01/06

    あまり見かけない治癒ですね。良く見つけましたというレベルで他に同様の個体は他の種類を含め、多くは無いでしょうから、この個体は運が良かったのか悪かったのか。

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