Conrad Schnitzler “Conditions Of The Gas Giant”

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またまた、来ました!Conrad Schnitzler先生の1987年に米国のBirdo'Pray Recordsよりカセット作品としてリリースされていた作品を、クラウトロック発掘レーベルBureau Bが2019年にヴァイナルとして再発した作品”Conditions Of The Gas Giant”の登場です。もうバイオグラフィーは省略しますね。それで、本作品ですが、A面は ”(The Northern Hemisphere) Various Conditions Of Moisture On Aldebaran 7”と題され5曲が、B面は ”(The Southern Hemisphere) Curious Convection Currents of the Gas Giant”と題され7曲が収められていますが、曲名はA面は”Condition 1 - 5”と、B面は”Current 1 - 7”とそれぞれ番号が振られています。その意図は良く分からないですが、多分そんなに曲名を付ける程の意味は無いということでしょうか? 一応、調べてみると、A面は「(北半球)おうし座α星の湿度の色々な状態」で、B面は「(南半球)巨大ガス星雲の奇妙な対(電)流」と言う意味のようです(合ってるかどうかはわかりませんが)。どうも、ライナーを書いているMatt Howarth(米国人漫画家)が、友人のD.M. Kisterと共に、彼等のファンであったSchnitzler先生とコミックブックの中で、Bulldaggersと言う架空のバンドを組んで、そこでSchnitzler先生もゲスト出演して活躍するの言うSF漫画”Savage Henry”を通して、親密な友人になったことと関係があるようです。それで内容なんですが、今回は、Schnitzler先生にしては、打楽器(っぽい)音を使った電子音楽で、特にB面では、アフリカンな音の感触を感じます。どうも本当の生ドラムでは無さそうですが、その「ジャスト」のリズムが心地良いです。シンセを使って、リズムマシン無しで、こんなにリズム豊かな音楽を作るなんて、Schnitzler先生、やはり只者ではないです。全曲、インストで抽象的な音楽ですが、先述のように、SF漫画と関係があるのであれば、さもありなんと納得してしまいます。そんな一面も見せてくれる本作品を、Schnitzler先生のファンならずとも、皆さん全員に聴いて欲しいものです。

◼️The Northern Hemisphere. Various Conditions Of Moisture On Aldebaran 7.
A1 “Condition 1” (2:29)
A2 “Condition 2” (3:05)
A3 “Condition 3” (3:39)
A4 “Condition 4” (3:56)
A5 “Condition 5” (2:14)
◼️The Southern Hemisphere. Curious Convection Currents of the Gas Giant.
B1 “Current 1” (3:00)
B2 “Current 2” (2:03)
B3 “Current 3” (3:46)
B4 “Current 4” (2:52)
B5 “Current 5” (4:09)
B6 “Current 6” (3:24)
B7 “Current 7” (5:36)

A2 “The Northern Hemisphere) Various Conditions Of Moisture On Aldebaran 7: Condition 2”
https://youtu.be/dHCzYS1ibS8?si=wfRoDji-VlO4fYRZ

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=PLIoFxSeC9xA5iLhM4BB4kbjpNhC1nc4Qe&si=XwvQ-1tcx-uPpxX1

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