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Skin “Blood, Women, Roses”
本体を紹介する前にサイドプロジェクトを先に紹介すると言う本末転倒。んで、今回はSwansから派生したMichael GilaとJarboeのデュオSkinを紹介したいと思います。もう、皆さん、知ってるとは思いますが、1982年に、リーダーでマルチ奏者のMichael Gilaを中心にNYで結成されたのが、Swansです。重戦車のようなヘビーでスラッジィな曲とMichael Gilaの執拗に繰り返す歌詞が特徴の、文字通りヘビー級の音楽をぶちかましてました。当時は、ノイズ・ロックとかインダストリアルとかポストロックとか言われてました。1986年に女性VoでKbd担当のJarboeが加入すると、よりメロディー重視で、より複雑な構成の曲を演奏するように成ります。しかしなから、その後、オリジナルメンバーは皆、脱退してしまい、1997年にはサブメンバでもあったNorman Westberg (G)も抜けてしまいます。そう言うこともあって、Jarboeの加入は賛否両論でした。そんな中で、JarboeとMichael Gilaは1987年頃からサイドプロジェクトSkinをやり始めます。そうしてできたSkinのファーストアルバムが、本作品”Blood, Women, Roses”です。この時のメンバーは、Michael Gira (Vo, G, Kbd, Sampling, Sounds), Jarboe (Vo, Kbd, Sounds), Norman Westberg (G), Harry Crosby (B)です。因みに米国国内ではSkinと呼ばれてましたが、英国などではThe World of Skinと呼ばれて、本作品は、当時は欧州だけで発売されてました。Swansがアルバム”Gread”を出して、それまでの音楽性がガラッと変わっていたことから、想像できるように、Jarboeの加入がかなり影響を及ぼしたみたいです。本作品では、SwansではBacking VoだったJarboeが全編メインVoで歌っており、このメロデックな路線はやはりJarboeの影響(と言うかワガママ?)かと思わせます。このデュオは、合計3枚のアルバムを出して終わっています。多分、Michael GilaとJarboeのパートナーシップが終わったからでしよう。内容的には、先述のように、殆どJarboeのソロ・アルバムみたいですね。歌い上げるVoが美しいのですが、それに対してバックはSwansほどではないですが、重めでスローなテンポの曲が多いです。しっとりすると言うよりも、何か取り憑かれたように歌うJarboeは、Swansファンからは敬遠されているようですが、それはそれとして、Skinは別物として評価されて欲しいですね。それにバックに徹したMichael の音作りは中々インダストリアルな面もあって聞き所が多いです。皆さんも、綺麗なJarboe姐さんの歌声を堪能して下さい。
A1 “One Thousand Years”; Linda Miller (Cello)
A2 “Cry Me A River”
A3 “We'll Fall Apart”
A4 “Still A Child”
B1 “Come Out”
B2 “The Man I Love”; Sir William Barnhardt (Piano)
B3 “Red Rose”
B4 “Blood On Your Hands”
https://youtu.be/Xn_g3VLwMQE?si=7R39XA_qHPaJTlY
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