Vono “Modern Leben”

0

以前にも紹介した独の兄弟デュオVono (フォノ)のセカンド・アルバム”Modern Leben (モデルン・レーベン)”が何と!40年を経て、Bureau Bより再発されましたので、早速、購入しました。このVonoは、ファースト・アルバムもそうなんですが、独プログレの名門レーベルSky Recordsからリリースされています。今回は、ファーストとは違い、ロック色の強いエレ・ポップな内容となっています。彼等のバイオグラフィーについては、以前に書いてありますので、そちらをご参考にして下さい。それで、繰り返しにはなりますが、メンバーは、VOことVolker Schultze (Synth, G, Vo; フォルカー・シュルツェ)とNOことNorbert Schultze (B, DMX-Drs, Programming, Vo; ノルベルト・シュルツェ)で、作詞・作曲は、A1がRalph Benatzky以外は、Volker & Norbert Schultze兄弟が全て行っています。なお、プロデュースは、前回と同じくStephan Kaske (シュテファン・カシュケ;実は彼がSky Recordsとの仲を取り持ったのです)が行っています。ファースト・アルバムはClusterにも通じるような実験的な面もあり、まだプログレっぽさを感じる所もありましたが、本作品では完全にそこから脱却して、ニューウェーブと言うかロック色の強い内容となっています。その理由の一つとして、名機DMX-Drum Machineによるビート感の強化があると思います。また、GやB等が多用されていることもあると思います。後、インサートのライブ写真には、DMX-Drsを演奏している第三のメンバーが写っていますが、これが多分、Kaskeではないかと想像します。哀愁漂うGとVoがポストパンクなA1, 直線的シーケンスとコーラスワークがカッコ良いタイトル曲A2, 重めのマシンビートに細かく刻んだGのリフが良く合っているA3, シンセのリフも良いです。ノリの良いビートとシーケンス及び絶妙なシンセに気合いのVoがイカしているA4, これまたシーケンスとVoのメロディラインがめちゃくちゃカッコ良いA5, ニューロマ的シンセが効いているA6、そうしてB面も、DAFを意識したような直線的シーケンスと絶妙なシンセとVoがカッコ良いB1, 豪華なポリシンセをふんだんに使ったシアトリカルなB2, スローなエレクトロ・バラードのバックに気合いのVoが乗るB3, キッチュなエレ・ポップ風ですが、サビのVoが怒号なB4, 跳ねるリズムが楽しいB5, 掻き鳴らすGで始まるポストパンクなB6ですが、ベースラインはシーケンスです。最後のB7もGとシーケンス・ビートがマッチしたポストパンクな曲です。ギターの多用は勿論なのですが、Voが完全にプログレのそれではなく、ポストパンクっぽい歌い方をしていますね。しかも、シーケンサーの使い方とか間奏のシンセの入れ方が秀逸で、やっぱりVonoはこう言う音楽をやりたかったのかなぁと納得させられます。なので、今回のエレ・ポップとポスト・パンクの融合したような音楽は、個人的にはかなり刺さりました!そこら辺に興味のある方は是非、聴いてみて下さい!!痺れますよー!

A1 “Ich Steh Im Regen” (3:10)
A2 “Modern Leben” (3:58)
A3 “Und Niemand Weiss” (3:15)
A4 “Automaten” (2:59)
A5 “Bin Ein Jeder Hat Ihn Gern Boy” (2:23)
A6 “Nachtwanderer” (2:43)
B1 “Du Siehst So Gut Aus” (2:59)
B2 “Wenn Du Mich Küsst” (3:19)
B3 “Hurra!” (2:05)
B4 “Geniess Den Morgen” (2:31)
B5 “Fred Der Ritter” (1:53)
B6 “Weil Nicht Sein Kann” (3:31)
B7 “Moench In Kina” (2:11)

A1 “Ich Steh Im Regen” (3:10)
https://youtu.be/_obu7T_6fUU?si=Cs9wOkuX-0z7VGiy

A2 “Modern Leben” (3:58)
https://youtu.be/pd56j0nvP8U?si=vuR09I9-KcJUFzi1

A3 “Und Niemand Weiss” (3:15)
https://youtu.be/h39rZIYRdWo?si=tho7k3iKiMTp-kpf

A4 “Automaten” (2:59)
https://youtu.be/OAdhV-sWUwQ?si=tUoNlcFs_4hIcGJo

A5 “Bin Ein Jeder Hat Ihn Gern Boy” (2:23)
https://youtu.be/vX418kgfJPU?si=RRB_y_YvrG-33lir

A6 “Nachtwanderer” (2:43)
https://youtu.be/XB05tj7RoZI?si=2hp1fQXP2u1_de-I

B1 “Du Siehst So Gut Aus” (2:59)
https://youtu.be/MV6JXD2RCko?si=AT6CrWB9eXCb7bNZ

B2 “Wenn Du Mich Küsst” (3:19)
https://youtu.be/hPfytm429n4?si=wP8QeygLuHMQUvRu

B3 “Hurra!” (2:05)
https://youtu.be/4xxQ2jnxq5U?si=RXjdQ_8Kep6zTn7Q

B4 “Geniess Den Morgen” (2:31)
https://youtu.be/6K66XPTPDKE?si=440psPdJ0ezqwsts

B5 “Fred Der Ritter” (1:53)
https://youtu.be/CbhMoijPE8Q?si=h5D04AEZ8-Lm0il0

B6 “Weil Nicht Sein Kann” (3:31)
https://youtu.be/O463DCb61dY?si=taDHuyBmyYXCSGpt

B7 “Moench In Kina” (2:11)
https://youtu.be/T31KzSQXNIE?si=1a7YCccFkrcLxQ6U

#Vono #ModernLeben #BureauB #Reissue #Remastering #2024年 #SkyRecords #1983年 #SecondAlbum #NeueDeutscheWelle #GermanNewWave #Electro #SynthPop #Rock #PostPunk #Guitar #Bass #Synthesizers #DMX-DrumMachine #Programming #VolkerSchultze #NorbertSchultze #Producer #StephanKaske

Default