Harmonia “Deluxe”

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久々ですねー。今回は、Harmoniaのセカンド・アルバム”Deluxe”を紹介します。元々、Neu!に居たMichael Rotherがもっとライブをしたいと思っていて、Clusterの2人(Hans-Joachim RoedeliusとDieter Möbius)に話を持ちかけて出来たのが、Harmoniaです。そして、今回は、Guru Guruのドラム魔人Mani Neumeierもゲスト参加しています。Harmoniaのバイオグラフィーは、以前に書いてありますので、そちらをご参照下さい。今回の参加者は、Michael Rother (G, Kbd, Vo), Hans-Joachim Roedelius (Kbd, Vo), Dieter Möbius (Synth, Nagoja Harp, Vo)で、ゲストとして、Mani Neumeier (Drs)も参加しています。エンジニアとして、今回もConny Plankが起用され、プロデュースは、PlankとHarmoniaで行っています。また、今回は、1975年6月に、Forst村のCluster/Harmoniaのスタジオに、Conny Plankが移動用機材(と言っても16トラックのレコーダー)を持ち込んで、同年7月にケルンにある自身のスタジオでミックスをしており、ファーストよりも格段に音は良くなっています。と言う訳で、本作品(A面2曲/B面4曲)の各曲をご紹介していきますね。
★A1 “Deluxe (Immer Wieder)” (9:45)は、チープなリズムマシンに、シーケンスと多幸感のある柔らかいシンセのメロディが乗って、更に反復呪文のようなコーラスで昇天しそうになる曲です。時に入るGやシュワシュワした電子音も絶妙。
★A2 “Walky-Talky” (10:35)では、生Drsにシーケンスと伸長したGが骨格を作り、そこにメロディアスなシンセやエレピも絡んできます。様々なメロディが立ち上がっては消えてを繰り返す反復が、聴く人の心に染み渡りますね。また、Gと他の楽器とのミックス具合が最高ですね(流石、Conny!)。
★B1 “Monza (Rauf Und Runter)” (7:07)は、イントロは伸長したGで始まり、ゆったりと進行しますが、いきなりDrsのハンマービートで、急展開になります。La Düsseldorfような感じに近いです。なので、この曲はめちゃカッコ良いです!
★B2 “Notre Dame” (4:15)は、ポリシンセのアルペジオとリズムマシンのキックから成りますが、やがて、非常にゆったりとしたシンセの海の中に居る自分を感じることができる曲です。
★B3 “Gollum” (4:35)は、不思議なシーケンスと生Drsに加えて、柔和なシンセ音が反復し、多層化する電子音がとても心地良い曲です。
★B4 “Kekse” (5:35)では、シンセとエレピの合奏で始まり、やがて微かなキックと優しいシンセのメロディと会話らしき音がフェイドインして、そして会話らしき音だけになって本作品を締めます。

 いゃ〜これは名作ですね!特にHarmoniaの3人の出す音とゲストのNeumeierのDrsがバッチリ合っていて、良い具合にスパイスになっています。多分、リハをそのまま録音したファーストと比べると、やはりConny Plankの手腕が存分に活かされていると思います。私はもっとアンビエントなのかなぁと想像していたのですが、内容は全然違いました。Clusterを更に進化させたような趣きです❗️なので、ジャーマン・ロックに興味のある方は必聴ですよ!マスト!

https://youtu.be/bhI9b5vGfUs?si=UJQht24R2-SyXbv7

[full album]
https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_lG3xMyEO10IoO9ULhMD6lJnH_jXxLwxbw&si=23isqjhdiR6saNzl

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