タルキア(賢いもの) アンキロサウルス科では比較的新しい種

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Tarchia(タルキア) これは数年前に描いたもの。白亜紀後期のモンゴルにお生息したアンキロサウルス科(尻尾にハンマーのような攻撃力のある瘤を持つ。持たない科としては『ノドサウルス科』がある。)
モンゴルのネメグト盆地のバルン・ネメグト塁層(旧株ネメグト層)で発見された鎧竜の種としてはサイカニアが知られているが、頭蓋底の大きさとか細かな点で相違があり、異種とされる。
装盾類(鎧竜)としてはアンキロサウルスほどではないが比較的大きい方。この装盾類というのはでかくて頑丈な頭の部分は良く完全体で発掘される。乾燥した地域に住んでいたと推定され、この手の恐竜の生息環境を推定させる貴重なリングのひとつ。
専守防衛を主たる国是としながらいざという時は致命的な効果を持つ強靭な攻撃力(威嚇力)を持つ。この辺は小国の生きる道に通ずる。『食えそうなんだけどなァ…でもあれに当たったら痛そうだなァ』と真剣に思わせる尻尾の威力。日本もこの程度の反撃力は自力で持つべきだと思うけどね。
タルキアの意味は『賢いもの』という訳がされている。これはモンゴル語のタルキ=Tarkhi(脳)+ラテン語のiaの合成らしいが直訳すると『脳の優れたもの』となるらしい、確かに頭はでかいが脳自体がデカかったのたのかどうかはわからん。『デカイ脳が入ってそうな頭を持つもの』の方がしっくりくる。

原画サイズ:3000×2000pix ライセンス販売 Adobestock Pixta  ファイル形式 jpg  gpng 

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