Dmitri Shostakovich /Symphony No1 Symphony No.7”LENINGRAD" 2CD

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ショスタコーヴィチ 交響曲第1番と第7番{レニングラード}

 レナード・バーンスタイン指揮 シカゴ交響楽団

交響曲第1番 作品10

1:アレグレット-アレグロ ノント ロッポ
2:アレグロ-メノ モッソーアレグロ-メノ モッソ
3:レント-ラルゴー(レント)(アタッカ)
4:アレグロ モルト-アレグロ モルトーモルト メノ モッソ-アダージオ -ラルゴ-ピゥ-モッソ-プレスト

交響曲第7番 作品60『レニングラード』

1: アレグレット
2: モデラート(ポーコ アレグレット)
3: アダージオ(アタッカ)
4: アレグロ ノン トロッポ

同じ演奏でいくつかの同様のジャケットデザインで重複して出ている。第9番とセットにしたものも確かあった。YouTubeで聴けるものは第7番と第9番で出ている方のCDみたいだ。演奏内容は同じ音源。
新進気鋭の意気込みが混じりっ気のない20世紀の媚びない音楽の形をとった第1番。当時のソヴィエトの政治体制で評価される音楽ではないかもしれない。彼はそこからソヴィエトで生きる音楽家として針の筵に座りながら一聴体制に迎合した音楽を作曲し始める。リヒテルにしろ彼にしろなんか悲しいよね。
ボクは第7番の軍靴の更新が始まる前の弦楽の響きが好きです。純粋に絶対音楽として聴こうと意を決めて聴く。西側の音楽家が演奏するこの曲とスヴェトラーノフあたりが『おらが国さ』的にがなり立てる演奏。どちらもこの作品の持っている運命だろうね。

彼の平均率や室内楽ほどボクは彼のシンフォニーのいい聴き手にはなれない。
バーンスタインが手兵のニューヨークフィルではなく、
ゴージャスで乾いた最高の楽器を使用したシカゴ交響楽団を選んだことに、自分により客観性を持たせようとした老長けた指揮者の思いを聴いた気がする。

https://youtu.be/1nzZoRmQdQM?si=uZkYeRN9MN--jVQP

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