Eremiproetus sp.

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実物を見るとProetida(目)とは思えない大きさに先ず驚きます。長い頬棘だけでなく側葉にも長くてしっかりとした棘があり、中軸部にも短く鋭い棘が並んでいます。新種でありEremiproetusという属名も仮であると思うのですが、比較対象となる個体が見当たらないため、正解が分からない個体です。

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    ktr

    2024/10/01 - 編集済み

    ざっと見たところ、Xiphogonium とごっちゃにされてる感はありますが、中軸のトゲは決め手になりそうですね。
    ちなみに属名は、Eremiproetus も Xiphogonium もボヘミア産のものから借りているようです。
    Barrande の1852年の図版集の16図、17図あたりに絵が出ています。

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      Trilobites

      2024/10/02

      図番集は万能ですよね。モロッコでは新種でも既に記載されているところは、未だに侮れない存在です。Eremiproetusで良いと思いますが、Xiphogonuumも大きな個体が見つからないので、実際は中軸の棘があったのかもしれないですし、剖出技術も左右している気もしております。いつ記名がされるか分からない個体ですが、気長に待ちたいと思います。

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    trilobite.person (orm)

    2024/10/06 - 編集済み

    少し前に岐阜のO氏のもとを訪れた際、種類不明な大きなモロッコ産のプロエトゥスが置いてあり、その際は見送りましたが、ずっと心残りでした。
    この種もまた、プロエトゥスにしては頗る巨大ですね。何より素晴らしい質感ですし。モロッコのこの辺りの仲間は、やはり実に奥が深そうです。

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      Trilobites

      2024/10/06

      Mrakib産という比較的古くから知られる産地(周辺)からも知らない新種が出るんだなという驚きもあります。今後多産する雰囲気は無いので、気になる場合は押さえておかないとダメというのが、過去からの教訓です。

      巨大なProetida、大きさが異なるだけで印象がまるで別者なのは面白い所ですね。

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