Solenopleuropsis rouayrouxi

0

本種は、スペインなど他の欧州のカンブリア紀でも産出する仲間です。何といっても特徴的なのが頭部の顆粒です。顆粒は、頭部だけにあり規則正しく隙間なく埋められているのですが、胸部や尾部には見られません。派手な棘も無く、地味な三葉虫ではあるのですが、特徴的なデザインであると思います。

【標本リンク】Extinctions,inc
http://www.trilobites.com/site_arc/index.cfm?action=item&prod_id=636&

Default
  • フランスの三葉虫はまだあまり良く知らないのですが、★4つという事はこの種はだいぶ珍しい種なんですね。確かに見かけた事がないかもしれませんし、リンク先を参照するともう産地は絶産しているんですね。頭部の顆粒は面白いですね。規則正しく隙間なく。一つ一つの顆粒のサイズがだいたい揃っていて、大きめの顆粒に見えます。派手ではないかもしれないですが、欧州産らしいシックで趣深い標本だと思います。

    返信する
    • File

      Trilobites

      2020/07/12

      フランスもどちらかといえばオルドビス紀が中心なので、珍しい部類になると思います。スペイン産も所有していますが、こちらも滅多に見かけるような種類ではないので、案外入手難易度は高い気がしています。

      この顆粒は、ファコプスとかにあるのとまた違った趣がありますね。なんとなく大仏の螺髪みたいな雰囲気があります。

      返信する