Redlichia with hypostome and tail

0

Redlichia sp.
Yunnan, China
Cambrian
全長: 背棘を除いて41.5mm, 含んで50mm

雲南省産。
「完璧」個体ではありませんが、「上手く傷ついた」面白い標本と思います。左の頬棘は中程から先が失われています。ちょっと残念•••••と思いきや、欠けたところに別種の頭部がネガですが、のぞいています(写真8)。右頬棘と背棘は完全に保たれています。頬棘が、かなり長い部類です。棘だけ色が違うという事はしばしば見られる現象ですが、殻が固い部分は化石化の過程が違ってくるのでしょう。この場合は綺麗な黄色になっています。背棘が綺麗に全部残っているのは、なかなかに珍しい。そして、この標本は頭鞍が飛んでしまっているのですが、そのかわりにハイポストマが露出しています。全体が保たれた中でハイポストマが観察できるのは、これもなかなか珍しい事でしょう。

Default