Neoagnostus

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Neoagnostus
Guangxi, China
Cambrian
全長 9.7mm

広西チワン族自治区産。
中国産の三葉虫は、資料を得難く、供給元も種名を把握していない事があり、名前が分からない事がしばしばあります。この標本も入手時は名前は不明でした。最近、同種と思われる個体が上記の名前で流通しているのを見かけ、調べてみると、それで正しい様です。しかし、さらに細かい種に色々と分かれる様でもあります。尾部の先端が若干欠けていますが、その後外側の棘の痕跡は確認でき、全体像を把握することができる標本です。

新分類では三葉虫では無くなったAgnostina(アグノスタス亜目)。目は無く、どちらが頭かはっきりしませんが、棘がある種類では棘は後方に伸びると考える等にて、前後を判定しています。シンプルな形をしていますが、細かく見てゆくと様々なバリエーションがあり、面白いです。多産するため、地質年代の示準化石となるものもあります。

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