Coronocephalus

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Coronocephalus
Hunan, China
Lower Silurian
全長 31mm

湖南省産。
「王冠虫」とも呼ばれます。産出自体は稀では無いのですが、虫体がバラバラだったり、ずれていたり、部分欠損があったりする事が多く、母岩が脆い事もあり、整った標本を得るのがなかなか難しい種類でもあります。この個体は小振りですが、頭部先端の二又の突起、それに続く頭部辺縁のギザギザ、長い頬棘、その内側に体節から伸びる棘、尾板周囲の小さい棘など、本種の特徴が全て観察でき、ずれも無い良い品です。茶色や黒で産出する事も多いですが、王冠虫の名の通り、黄金色をしているのも良いところです。

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