Elrathia kingii 4

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エルラシア キンギ
カンブリア紀中期
アメリカ、ユタ州ミラード郡
ウィーラー頁岩層
3cm超えのなかなか大きな個体です

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    trilobite.person (orm)

    4 days ago - 編集済み

    立派で美しいエルラシアですね。これだけ大きく丁寧にプレップしてあると、頭部などのややざらっとした質感などもよく分かり観察が楽しいですね。母岩も丁寧に処理してあるので、標本が強調されていい感じですね。左頬あたりにアグノスタスの尾部か頭部が乗っかっているのも面白いです。

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      トリロモト

      4 days ago

      コメントありがとうございます。エルラシアも大きな個体は独特の迫力が出てくる気がします。最近の北米のカンブリア紀の標本は、割ったままではなくて、三葉虫の回りをサンドブラストなどで薄く削って、個体を強調するように仕上げてあるので見栄えがいいと思います。ただ、モロッコのカンブリア紀の標本で思いっきり浮かし掘りしてあるものは、ちょっとやりすぎではないかとも思っています。アグノスタスの指摘も流石ですね。このように小さな生物も残す仕上げの仕方はやはりハミー氏の影響が大きいのでしょうか?昔の北米の三葉虫は母岩を無くして三葉虫だけにしたものも多かったみたいですが、標本の仕上げの変遷を私は見ていないのが少し残念です。

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    • やはりコレクションが進むにつれて、極端な浮かし堀りなどは不自然さが目につくようになり、好みはあれど、そういう標本は避けるようになりますよね。

      ことエルラシアに関して言えば、ハミー氏はあまり関係なく、昔から本体の上に何かが乗った標本が散見された様に思います。この標本のように、アグノスタスとか、本体より小さなエルラシアなどが一緒になっている標本が多い印象です。
      モロッコの、最近の小さな生物やら何かの破片やらを残すプレップは、仰る通りハミー氏の影響が大だと思いますね。

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