婆沙羅大名とは?

鎌倉時代末期から南北朝時代に存在した佐々木道誉(ささきどうよ)という武将の別称。当時、派手な格好で身分の上下に遠慮をせずに振舞う者のことを「婆娑羅(ばさら)」と呼び、佐々木道誉はその風貌や生き様から「婆娑羅大名」と呼ばれていた。
普通はとても細かく刻んで使用する貴重な香木を、ひと抱え分も一度に焚き上げたという有名なエピソードがある。政敵であった斯波高経(しばたかつね)が花見の会を開くことを知り、同じ日に佐々木道誉も豪華絢爛な別の花見の会を開いた。これは、京中の文化人たちを自身の会に集め、斯波高経の花見に参加させずに面子を潰すための政治的なパフォーマンスであった。
文芸や立花、茶道、香道、笛、猿楽など、さまざまな文化を保護した文化人としても名を残しており、これらの発展に大きく寄与したと言われている。香の世界においても、佐々木道誉の香木コレクション約180種類は、のちに室町幕府八代将軍 足利義政に引き継がれ、香道の成立に大きく貢献をしたとされる。

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第一回の「靴磨き選手権大会2018」は、会場に人が収まらず、立ち見でモニターで様子を見守る人がでるほどの盛況っぷり。靴磨きへの関心の高さが伺えるイベントとなりました。

靴が目の前で光沢を帯びていく様子や、選手の真剣な表情など、靴磨きを日頃嗜んでいない人でももちろん楽しめる本大会。さらにもう一歩踏み込んで、プロから見た視点、例えば審査のポイントや道具の違いなどを理解して観戦できたらより大会を味わい尽くせるかも?

そこで、今回は靴磨き初心者に向けて「大会を10倍楽しむためのポイント」を、MCのBrift Hの長谷川裕也さんと三越伊勢丹の田代径大さんに伺います。

大会当日は進行に徹しているものの、お二人とも靴磨きにかける情熱には並々ならぬものがあります。ぜひ見どころを教えていただきたい!

インタビュアーは、革靴ジャーナリストのくすみさん。90分間に渡ってお話いただいた内容をギュッと凝縮してお届けします。