ウィルクハーンとは?

1907年に北ドイツの小さな町で親戚関係にあった若い木工職人のマイスター、フリードリヒ・ハーネ(Friedrich Hahne)とクリスチャン・ウィルケニング(Chiristian Wilkening)が椅子工房Wilkening & Hahneを開いたことがウィルクハーン社(Wilkhahn)の始まり。

バウハウスに起源を発し、さまざまな芸術分野や文化に世界的な影響を与えてきたドイツデザインの思想に重きを置き、「シンプルで純粋なフォルムの、美しいデザインであること。直感的に操作でき実用的であること。細部まで完成度を高め、本物のクオリティを兼ね備えること。」という意志を持ち「Design made in Germany」を現在も貫いている。

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どこの地域の「古典的な様式」の家具なのかそこからは読み取れず、ローカルから離れて均質化されきったことを感じさせるが、家具一つひとつには、これまで積み重なってきた歴史や作り手の考えが反映されていることは間違いない。そこを掘り下げると家具をもっと面白がれる軸ができる気がする。

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ライティングデスクでつくるロマンチックな書斎 〜アンティーク家具世界への招待状〜

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木考Vol.1 ウォールナット(クルミ)を知る

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この記事ではもう少し掘り下げて、ウォールナットが持つ風合いや、どのような歴史を持つのかを紹介します。

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発見、木の個性 〜椅子の神様が紹介する12の銘木〜

椅子の神様、宮本茂紀さんの代表的な仕事のひとつにBOSCOがあります。BOSCOは宮本さんの「それぞれの木の木目の個性や美しさを表現したい」という思いから生まれた椅子。

宮本さんが仕事をはじめたころは、一人で椅子作りのさまざまな工程に関わる時代でした。その後家具の量産化がすすむことで使用できる素材が減り、分業が当たり前になります。若い木工職人の間で素材への関心が希薄になりつつある。その状況に危機感を抱いた宮本さんが、自身の勉強もかねて作り始めました。

「7〜8種類作ろう」ということでスタートした椅子づくりは、1974年から現在まで断続的に続けられます。これまで200種を越える樹種で作られました。

Muuseo Factoryで販売をしている「銘木コースターLegna」にも、その宮本さんの長年の想いが込められています。厚さ1cmの銘木は、手に持つとそれぞれの重みが感じられ、木のサンプル帖よりもリアリティがあります。

銘木コースターLegnaに使用されている12の樹種にはどのような個性があるのでしょうか。宮本さんにお話を聞きました。