シュルレアリスムとは?
1924年フランスの詩人・アンドレ・ブルトンが提唱した「シュルレアリスム宣言」から始まる芸術運動で、「Surrealism」のカタカナ表記。フランス語の「シュル=超」と「レアリスム=写実主義、現実主義」を組み合せた言葉で、日本語では「超現実主義」と訳される。当初理想としていたものは「夢と現実の矛盾した状態の肯定」で、驚異、意外な並列、不条理性を表現するなど、夢や空想の中にいるような作品が特徴的。1920年代のパリで美術と文学で用いられた今までにない斬新な表現スタイルだったが、芸術全体に幅広く用いられるようになるようになり、世界中に影響を与え、遂には政治・哲学・社会科学の分野にまで影響を及ぼした。シュルレアリスムを代表する画家は、ルネ・マグリット、サルバドール・ダリなどがいる。