MUUSEO SQUARE
マリア・ファラー(Maria Farrer)は、1988年フィリピン生まれの作家。ロンドンを拠点に活動。東洋と西洋の視覚言語の古典的なテーマを、単純な定義から逃れる方法で織り成す。書道、漫画、過去の巨匠たち、ヌード、観察的なドローイングなど、多様な美術教育を受けてきたマリア・ファラーの絵画は、博学な主題の重厚さと様式化された軽快なフォルムを並置している。2019年にはグループ展「進行的収蔵」をオオタファインアーツで開催した。
アジアから世界へ。挑戦を続けるオオタファインアーツが見る世界の景色
所属作家に、日本を代表する現代美術家の草間彌生が名前を連ね、シンガポールと上海の海外拠点も順調に力をつけている。そんなオオタファインアーツの代表が、大田秀則さんだ。自由な空気を求めて現代アートの世界に入ったという。閉塞感を好まない気質が影響しているのか、ギャラリーでは若手のスタッフたちがのびのびと働いている。オオタファインアーツはどのようなスタンスで作家とつながり、世界のコレクターに作品を届けているのか。現代アートコレクターの神田さんが話を聞いた。
草間彌生
プライマリー
セカンダリー
アピチャッポン・ウィーラセタクン
ブブ・ド・ラ・マドレーヌ
柳幸典
久門剛史
マリア・ファラー
クリスティン・アイ・チョー
日本にもアートセンターを。石井孝之氏が語る、作家と鑑賞者をつなぐ「シームレス」な構想
現代アートを扱うギャラリーはまだ少なかった1994年。当時31歳の石井孝之氏が、「見よう見まね」で立ち上げたのがタカ・イシイギャラリーだった。写真界のレジェンドたちと、どのように繋がったのか。作家をどのように見出すのか。写真を中心に現代アートをコレクションしている小松隼也さんが話を聞く。
同時代の作家はライバル。「外向的」アート・コレクター小松隼也さんの当事者目線とは。
100人コレクターがいれば、100通りのコレクションがある。これはコレクションの内容だけでなく、コレクターがコレクションと向き合う時のマインドにも言えることではないだろうか。 たとえば、現代アート・コレクターの小松隼也さん。作品を人知れず黙々と蒐集する愛好家を、仮に「内向的コレクター」と表現するなら、小松さんは「外向的」なコレクターだ。気に入った作品や作家を、積極的に友人知人に紹介する。コレクター仲間を増やしたいのだという。 コレクター仲間が増えるというのは反面、ライバルを増やしかねない行為ではないか。小松さんのオープンなスタイルには、どんな思いが込められているのか。ご自宅でお話をうかがった。
尖ったセンスを持つアート・コレクター。作品との向き合い方は「第一印象」重視?
センスのあるなしを、語ることは難しい。数値化して比べることもできなければ、その有無を判定する基準もないからだ。しかし世間には「センスがあるね」と言われる人がたしかにいる。現代アート・コレクターの神田さんもその一人だ。モデレーターの深野は、とあるギャラリーで神田さんを紹介された時、着ていた服のセンスの良さに驚いたという。国内のギャラリーや海外のアートフェアでも、しばしばその姿をみかけ、顔を合わすうちに、こんな興味を抑えられなくなった。「誰もが知る有名ブランドに身を包めば、間違いはない。けれど神田さんは洋服を、人の基準や世間の評価では選ばない。神田さんはそのセンスで、どんなアートをコレクションしているのだろう」実は"神田さん"とは、仮の名前だ。神田さんは、極めて私的な行為として現代アートを蒐集し、ふだんは東京・神田で「普通に会社員をしている」という。今回は名前と顔写真の掲載を伏せることで、インタビューに応じてくれた。取材の日も、セルリアンブルーのロングシャツに、ネイビーのパンツ。奇抜なところはないのに、ハッとさせられるセンスと品に溢れた装いで現れた。
所有本数100本以上。HANGER HOLIC安田 嗣がアンティークハンガーに見出した美しさとは?
日々の生活に欠かせないハンガー。普段何気なく使っている道具にも、知れば知るほど奥深い文化や歴史が潜んでいることをご存知だろうか?今回はハンガーを100本以上所有し、その秘めたる魅力を「HANGER HOLIC」(ハンガー中毒者)として発信する安田 嗣さんにお話いただいた。