草間彌生とは?
草間彌生(くさま やよい・1929年生まれ)は、日本の前衛芸術家。
幼少期に強迫性障害を患い、幻覚や幻聴を体験したことをきっかけに、その恐怖から逃れるため網目模様や水玉模様をモチーフにした絵画の制作を開始。これらは彼女の作品の代名詞にもなっており、「水玉の女王」と称されることもある。
1957年から1973年は、ニューヨークを拠点に創作活動を行う。「ハプニング」と称されるパフォーマンスや、鏡や電飾を使ったインスタレーション、ネットペインティング、ソフトスカルプチャー、ボディペインティングなど、さまざまな作品を発表した。1960年代には前衛芸術家としての地位を確立し、「前衛の女王」の異名をとる。
2017年には、東京・新宿に草間彌生美術館が開館。代表作には『南瓜』『無限の網』などがある。