アンダーソン&シェパードとは?

アンダーソン&シェパード(Anderson&Sheppard)は、1906年イギリス・ロンドンで創業したサヴィル・ロウ(Savile Row Street)の老舗テーラーのひとつで、ドレープスーツを考案したテーラー
サヴィル・ロウの中でもソフトでエレガントなテーラリングで知られており、往年のハリウッドスターのフレッド・アステア(Fred Astaire)をはじめ、ダグラス・フェアバンクス・ジュニア(Douglas Fairbanks Jr.)といった数多くのウェルドレッサーが名を連ねている。
近年ではファッションデザイナーのアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)が10代の頃に修業したことでも知られている。

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無類の革製品好きであるライターのOyaが、千葉県印西市に店舗を構えるレザーショップ「LEATHER PORT」代表の井熊氏を訪ねた当企画。

前編では当ショップの代表ブランド「名も無きビジネスシューズ」のディテールについてご紹介した。

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ビスポークテーラー「Sartoria Raffaniello」 ――不撓不屈の職人 ――

インタビュー第5弾は、Sartoria Raffaniello(サルトリア・ラファニエッロ)代表、テーラーの東徳行(ひがし のりゆき)さんを訪ねました。
ストラスブルゴの専属テーラーとして、その名を知る読者も多いと思います。是非彼に誂えてもらいたいというファンを世界中に持つ、人気の職人です。
そんな氏が遂に独立し、先月10月、大阪・北浜の船場ビルディングにビスポークテーラーをオープンされました。
今回のインタビューでは、ストラスブルゴで展開していたレーベル「Sarto Domenica(サルト・ドメニカ)」ではなく、ラファニエッロを屋号にした背景や、職人同士の横の繋がりに触れながらも、人となりを中心にお話を伺いました。
芸術大学を卒業し、リングヂャケットに7年間勤め、本場ナポリでの修行を経て、ストラスブルゴの専属テーラー、そして独立へ。いかにも順風満帆に見える、その裏側にもフォーカスし、センスの根源を探っていきたいと思います。私自身の経験や思いと重なり、話に耳を傾けながら涙腺が緩むのは、初めてのことでした。