十角型吹きリキュールグラス

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十角の型吹き杯部をもつリキュールグラスである。通常杯部の十角形は型吹き後にカットによって整えられるが、この作品は型吹きのみで成形している。
口縁部は明治期のグラスによくある研磨仕上げである。また、ガラス生地も黄色味がかった古いガラスの特徴を示している。
脚部は算盤玉が付く一般的なタイプ。
型吹きによるガラスの微妙な凹凸や光の揺らぎが美しい。

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