篠山紀信 写真力

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2017年、ふくやま美術館。
展示は
「GOD 鬼籍に入られた人々」
「STAR すべての人々に知られる有名人」
「SPECTACLE 私たちを異次元に連れ出す夢の世界」
「BODY 裸の肉体」
「ACCIDENTS 東日本大震災で被災された人々の肖像」
以上の5つのセクションに分類してあり、初めて見る作品から有名な作品まで約100枚が見られます。
一部には「シノラマ」を駆使した非常に凝った作品もありましたがほとんどがポートレートなので、被写体が一瞬見せる「素の部分」を切り取っていると強く感じました。
その時代ごとに作風は当然変化していきますが、それがまた興味深く、私の世代では「激写」のイメージが今だに強い篠山紀信の世界観を改める展覧会でした。
大判に引き伸ばしてプリントされた写真は普段の印刷物とは全く違う迫力があり、夏目雅子や大原麗子のポートレートは鳥肌が立つくらい素晴らしかった。それに宮沢りえや後藤久美子の若い頃のは本当に可愛らしい。

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